Grammar2 min

能動態 vs 受動態:英語学習者が知っておくべき違いと使い分け

Nana Teacher2026年4月27日
能動態 vs 受動態:英語学習者が知っておくべき違いと使い分け

能動態と受動態、どっちを使うべき?

英語で文章を書いたり話したりするとき、「あれ?この文、能動態と受動態、どっちが自然かな?」って迷うこと、ありませんか?私も昔はよくありましたよ!特に、誰かが何かをしたのか、それとも何かがされたのかが重要なのか、それによって使い分ける必要があるんですよね。

このブログ記事では、英語学習者がつまずきやすい能動態と受動態の基本的な違いから、それぞれの使い分けのコツ、そして具体的な練習方法まで、私の経験を交えながら分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、もう迷うことはありません!

能動態(Active Voice)って何?

まず、一番基本となる能動態から見ていきましょう。能動態は、主語が「〜する」という動作をする、つまり、主語が動作の主体である文のことです。シンプルで分かりやすいのが特徴ですね。

例えば、「猫が魚を食べた」という文。この場合、「猫」が「食べる」という動作をしていますよね。英語で言うと、"The cat ate the fish." となります。「猫(主語)が 食べた(動詞) 魚(目的語)」という構造です。主語がはっきりしていて、誰が何をしたのかがダイレクトに伝わります。

能動態のメリットと使いどころ

能動態の最大のメリットは、その明快さと力強さです。誰が、何をしたのかがすぐにわかるので、メッセージがストレートに伝わります。日常会話や、主語の行動を強調したい場面で大活躍します。

たとえば、こんな場面でよく使われます。

  • 日常会話: "I opened the window."(私が窓を開けた。)
  • 指示や依頼: "Please submit your report by Friday."(金曜日までにレポートを提出してください。)
  • 物語の描写: "The hero defeated the dragon."(主人公はドラゴンを倒した。)

こういった文では、誰が行動したのかが重要なので、能動態が自然です。私が以前、海外の友人と話していた時も、彼女が「I bought this dress yesterday!」と嬉しそうに話していたのを覚えています。彼女自身が買ったという行動を伝えたかったから、能動態がぴったりだったんですね。

受動態(Passive Voice)って何?

次に、受動態です。受動態は、主語が「〜される」という動作を受ける、つまり、主語が動作の対象となる文のことです。動作をした人(または物)よりも、動作そのものや、動作を受けたものに焦点を当てたいときに使われます。

「猫が魚を食べた」を「魚は猫に食べられた」と言い換えるイメージです。英語では、"The fish was eaten by the cat." となります。「魚(主語)が 食べられた(be動詞 + 過去分詞) 猫によって(by + 動作主)」という構造です。

受動態のメリットと使いどころ

受動態が活躍する場面はたくさんあります。特に、以下のような状況で効果的です。

  • 動作の対象を強調したいとき: "The Mona Lisa was painted by Leonardo da Vinci."(モナ・リザはレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた。)この文では、「モナ・リザ」という絵画そのものが主役です。
  • 動作主が不明、または重要でないとき: "My car was stolen last night."(私の車は昨夜盗まれた。)誰が盗んだかは不明だけど、車が盗まれたという事実が重要ですね。
  • 客観的な事実や報告を伝えたいとき(科学論文、ニュースなど): "The experiment was conducted in a controlled environment."(その実験は管理された環境で行われた。)
  • 間接的な表現をしたいとき: "It is said that he is very rich."(彼はとても裕福だと言われている。)

以前、私が担当したTOEIC学習者のケースで、ある受講生はニュース記事の読解が苦手でした。原因の一つは、ニュース記事に頻出する受動態の文を、主語と動詞の関係が掴みきれずに読み飛ばしてしまうことでした。そこで、受動態の構造(be動詞 + 過去分詞)と、それが「〜される」という意味になることを徹底的に練習してもらったんです。その結果、ニュース記事の読解スピードが格段に上がり、TOEICのスコアも100点以上アップしました。受動態の理解がいかに重要かを示す良い例だと思います。

能動態 vs 受動態:具体的な使い分けのコツ

さて、ここが一番知りたいところですよね!どうやって使い分ければいいのか。

基本は、「誰が(何が)主役なのか」を考えることです。

1.  動作主をはっきりさせたい、強調したい → 能動態

例:「私がこのプロジェクトを成功させたんだ!」→ "I succeeded in this project!"

2.  動作を受けたものを主役にしたい、または動作主が不明/重要でない → 受動態

例:「このプロジェクトは成功裏に終わった。」→ "This  project was  successfully completed."(誰が完了させたかはここでは重要ではない。)

3.  客観性やフォーマルさを出したい → 受動態

例:科学論文で「この結果は観察された」→ "This result was observed."

4.  簡潔に伝えたい → 能動態

一般的に、能動態の方が受動態よりも短く、力強い表現になります。だから、特別な理由がない限り、能動態を使うのがおすすめです。これは、多くの英語学習の専門家や、ケンブリッジ大学出版局などの権威あるリソースでも推奨されている原則です。

よくある間違いとその回避策

学習者がよく間違えるのは、受動態を使うべきところで能動態を使ってしまったり、その逆だったりすることです。

間違い例1: "The book was read by  many students."(この文は正しい。)

間違い例2 (誤): "Many students read the book." → これも文法的には正しいですが、「本」を主役にして、多くの学生に読まれたという事実を強調したい場合は、受動態の方がより適切です。

間違い例3 (誤): "The window opened by itself." → 「窓が開いた」と言いたい場合、窓が自ら開いたわけではないので、"The window opened."(能動態)で十分です。もし、誰かが開けたのなら、"Someone opened the window."。

回避策: 文を作る前に、「この文で一番伝えたいことは何だろう?」「主語にしたいのは、動作をする側?それともされる側?」と自問自答する習慣をつけましょう。そして、実際に書いた文を声に出して読んでみて、どちらがより自然に聞こえるかを確認するのも効果的です。

実践!能動態・受動態トレーニング

理解を深めるには、やっぱり実践あるのみ!いくつか簡単な練習問題を用意しました。

練習1:能動態→受動態への書き換え

以下の能動態の文を、受動態に書き換えてみましょう。

  1. The chef prepared the meal.
  2. The company hired new employees.
  3. My brother broke the vase.

(解答例)

  1. The meal was prepared by the chef.
  2. New employees were hired by the company.
  3. The vase was broken by my brother.

どうですか?スムーズにできましたか?

練習2:受動態→能動態への書き換え(または能動態への変更)

以下の受動態の文を、能動態に書き換えてみましょう。動作主が不明な場合は、"Someone" や "People" などを補ってください。

  1. The letter was delivered yesterday.
  2. The cake was  eaten by the children.
  3. This rule is followed by everyone.

(解答例)

  1. Someone delivered the  letter yesterday.
  2. The children ate the cake.
  3. Everyone follows this rule.

この練習は、文の構造を理解するのに役立ちます。IELTSやTOEICのライティングセクションでも、この変換スキルは役立ちますよ。

練習3:文脈に合った方を選ぼう

以下の文脈で、( ) に能動態と受動態のどちらがより適切か考えてみましょう。

  1. (Shakespeare wrote / Shakespeare was written) Hamlet.
  2. English (is spoken / speaks) in many countries.
  3. The police (arrested / were arrested) the thief.
  4. The report (will be finished / will finish) by tomorrow.  (誰が仕上げるかは重要ではない場合)

(解答例)

       
  1. Shakespeare wrote Hamlet.  (シェイクスピアがハムレットを書いた、動作主を強調)
  2. English is spoken in many countries.  (英語が話されている、事実を客観的に述べる)
  3. The police arrested the thief.  (警察が泥棒を逮捕した、動作主を強調)
  4. The report will be finished by tomorrow.  (報告書が完成する、報告書が主語で動作の対象)

これらの練習を通して、能動態と受動態が持つニュアンスの違いを肌で感じてみてください。私も生徒さんたちにこうした練習をしてもらうと、「なるほど!」という表情が見られて嬉しい瞬間です。

まとめ:迷ったら能動態、でも受動態も恐れない!

能動態と受動態、違いは明確ですが、使いこなすには慣れが必要です。基本的には、シンプルで力強い能動態を優先的に使いましょう。でも、動作の対象を強調したいとき、動作主が不明なとき、客観的な事実を伝えたいときなどは、迷わず受動態を選んでください。

特に、学術的な文章やニュース記事などでは受動態が頻繁に使われます。これらの文章をたくさん読むことで、自然な受動態の使い方に触れることができますよ。例えば、British Councilのウェブサイトなどには、学習者向けの良質な記事がたくさんありますから、ぜひ参考にしてみてください。

今日ご紹介した練習問題に繰り返し取り組むことで、能動態と受動態の使い分けは必ず上手になります。焦らず、楽しみながら英語学習を続けていきましょう!応援しています!

Links:

関連記事

英語の時制:12の時制を例文でマスターしよう!
Grammar5 min

英語の時制:12の時制を例文でマスターしよう!

英語の12の時制を、例文と実践的な練習法で徹底解説!現在形から未来完了進行形まで、学習者の声や具体的なケーススタディを交え、まるで友人に話すように分かりやすく説明します。時制マスターへの第一歩を踏み出しましょう!

Invalid Date