TOEIC文法:代名詞と指示代名詞をマスターしてスコアアップ!

Kenji English2026年3月19日
TOEIC文法:代名詞と指示代名詞をマスターしてスコアアップ!

TOEICのリーディングセクションで、代名詞や指示代名詞が原因で「あれ?これって誰のことだっけ?」と混乱した経験、ありませんか?私自身、学習者だった頃、この部分で何度もつまづいて、時間切れになったり、誤解してしまったりしたものです。でも大丈夫!今日は、この代名詞と指示代名詞の厄介な問題を、実際の現場で役立つ具体的なテクニックと、学習者のリアルな体験談を交えながら、徹底的に解説していきます。これさえ押さえれば、TOEICのスコア、ぐっと伸びますよ!

なぜTOEICで代名詞と指示代名詞が重要なのか?

TOEICのリーディングセクション、特にPart 7の長文読解では、文章をスムーズに理解するために、代名詞や指示代名詞が果たす役割は計り知れません。これらは、文と文、あるいは段落と段落をつなぐ「接着剤」のようなもの。これらの指示語が何を指しているのかを正確に把握できれば、文章全体の意味がクリアに見えてきます。逆に、ここを間違えると、文脈が分からなくなり、解答も迷走しがち。公式問題集や実際の試験でも、このタイプの問題は頻出なので、避けては通れません。

「指示語」の基本:代名詞と指示代名詞の違い

まず、基本から整理しましょう。代名詞は、名詞の代わりに使われる言葉。例えば、"John" の代わりに "he"、"the report" の代わりに "it"、"the employees" の代わりに "they" などですね。一方、指示代名詞は、特定の物事や状況を指し示す役割が強い言葉で、"this",  "that",  "these",  "those"  などが代表的です。TOEICでは、これらが文脈の中で何を指しているのかを特定する能力が問われます。

文脈を掴む!代名詞の「先行詞」を見つけるコツ

代名詞が厄介なのは、それが「何を指しているのか」つまり「先行詞」がすぐ近くにない場合があるからです。ここで、私の生徒さんの一人、田中さんのケースをご紹介しましょう。田中さんは、いつも長文読解で時間が足りなくなり、特に代名詞が出てくると、「これは前の文のあれかな?いや、後ろの文かな?」と迷ってしまい、結局、時間切れで解けない問題が多かったのです。そこで、私は彼に、代名詞が出てきたら、まず「その代名詞の直前の名詞」に注目し、意味が通じるか確認する練習を徹底してもらいました。もし直前の名詞で意味が通じなければ、一つ前の文、さらに前の文へと遡って探す、というステップを踏むようにアドバイスしたのです。すると、驚くほど早く先行詞を見つけられるようになり、解くスピードが格段に上がりました。今では、TOEICのリーディングセクションで、以前より10分以上早く解き終えることができるようになったそうです!

具体的な練習方法:先行詞探しゲーム

TOEICの公式問題集や、普段読んでいる英文記事などを使い、「先行詞探しゲーム」をやってみましょう。文章を読みながら、代名詞(it,  they,  he,  she,  them,  him,  herなど)が出てくるたびに、それが何を指しているのかを指し示す練習をします。最初は時間がかかっても大丈夫。慣れてくると、自然と先行詞を見つけられるようになりますよ。

指示代名詞 "this" と "that" の使い分けに要注意!

特にTOEICでよく狙われるのが、"this" と "that" の使い分けです。一般的に、"this" は話者(書き手)に近いもの、現在のこと、これから述べる内容を指し、"that" は話者から遠いもの、過去のこと、既に述べた内容を指すことが多いです。しかし、TOEICの文脈では、単に物理的な距離だけでなく、話題の「提示」と「結論」を示す場合にも使われます。

TOEIC特有の用法:話題の提示と結論

例えば、"This is a problem." と言った場合、これは「これから問題について話しますよ」という話題の提示であることが多いです。一方、"That is why..." や "That is the reason why..." と続いた場合は、「そういう理由で(結論として)」という意味合いが強くなります。この使い分けを理解していると、文章の論理構造が掴みやすくなります。

例:

  • (話題提示) This  is to inform you that the meeting scheduled for tomorrow  has been postponed.  (明日予定されていた会議が延期されたことをお知らせします。)

  • (結論) The project deadline was missed due to unforeseen technical issues.  That is why the client is  requesting a detailed explanation.  (予期せぬ技術的問題により、プロジェクトの締め切りが守られませんでした。それが、クライアントが詳細な説明を求めている理由です。)

指示代名詞 "these" と "those" の落とし穴

"these" と "those" も同様に、複数形の名詞を指します。"these" は近いもの、"those" は遠いものを指すのが基本ですが、TOEICでは、話題の「具体例」と「過去の事例」を示す場合にも使われます。

「具体例」と「過去の事例」としての指示代名詞

例えば、ある一般的な事実や傾向を述べた後で、"These examples illustrate the importance of..." と続いた場合、これは「これらの具体例が〜の重要性を示しています」という意味になります。また、過去の出来事や成功事例を振り返る際に、"Those were the days when..." のように使われることもあります。

例:

  • (具体例) The company has implemented several new marketing strategies.  These strategies have led to a significant increase in sales.  (会社はいくつかの新しいマーケティング戦略を実施しました。これらの戦略は、売上の大幅な増加につながっています。)

  • (過去の事例) The early days  of the internet were characterized by rapid innovation.  Those days saw the birth of  many groundbreaking technologies.  (インターネットの初期は、急速なイノベーションが特徴でした。あの頃、多くの画期的な技術が誕生しました。)

指示語が指すものが「名詞句」や「文全体」の場合

TOEICでは、代名詞や指示代名詞が、単一の名詞だけでなく、名詞句全体や、時には文全体を指すこともあります。これは、学習者を混乱させるためのひっかけ問題としてよく出題されます。

文全体を指す "it" の使い方

"it" が文全体を指す場合、それは通常、前の文で述べられた事柄や状況全体を指します。例えば、"The system crashed unexpectedly.  It caused a major delay in production." この場合、"It" は「システムが予期せずクラッシュしたこと」全体を指しています。

実体験談:

以前、私の受講生で、佐藤さんという方がいました。彼女は、TOEICのPart 7で、文全体を指す  "it" の先行詞を見つけるのに苦労していました。「"it" の前に名詞がないと、どこを指しているか分からない!」と悩んでいたのです。そこで、私は彼女に、「"it" が単独で、かつ直前に名詞がない場合は、直前の文全体の内容を指している可能性が高い」ということを意識するようにアドバイスしました。そして、実際に問題演習で、その意識を持って解く練習を繰り返したのです。すると、以前は「?」となっていた問題が、スッキリ理解できるようになり、最終的にTOEICで750点を超えることができました。文全体を指す "it" を理解できたことが、大きなブレークスルーになったと言っていました。

よくある間違いとその回避策

代名詞や指示代名詞でよくある間違いは、

  • 先行詞の誤認: 一番近くにある名詞を無条件に先行詞だと思ってしまう。
  • 単数・複数の混同: "it" と "they" を間違えるなど。
  • 文脈の無視: 代名詞の意味だけでなく、文脈全体を理解しようとしない。

これらの間違いを避けるには、やはり「代名詞が出てきたら、まず直前の名詞を確認し、意味が通じなければ遡って探す」という基本動作を徹底すること。そして、単数・複数の区別を常に意識すること。さらに、文脈全体を把握しようと努めることが大切です。

実践!TOEIC形式の練習問題

さあ、ここで実際にTOEICで出題されそうな形式の練習問題に挑戦してみましょう。以下の文章を読んで、空欄に入る最も適切な代名詞または指示代名詞を選んでください。

Question 1:

The marketing team has developed a new advertising campaign.  ____ campaign is designed to target younger consumers.  (A) It (B) They (C) This (D) That

Question 2:

The company announced a significant profit increase last quarter.  ____ is primarily due to the successful launch of our new product line.  (A) It (B) They (C) This (D) Those

Question 3:

Customers have expressed concerns about the recent changes to our online portal.  We are  currently reviewing  ____ feedback to make necessary improvements.  (A) it (B) them  (C) this (D) these

解答と解説:

  • Question 1: 正解は (C) This。文頭で新しいキャンペーンについて言及し、そのキャンペーンについて具体的に説明を始めているため、話題提示の指示代名詞 "This" が適切です。
  • Question 2: 正解は (A) It。前の文で述べられた「大幅な利益増加」という事実全体を指しています。
  •    
  • Question 3: 正解は (B) them。Customers (複数形) がフィードバックを表明した、という文脈なので、そのフィードバック(複数)を指す "them" が適切です。

どうでしたか?このように、文脈をしっかり読めば、どの代名詞・指示代名詞が適切かが見えてくるはずです。普段の学習でも、このような意識を持って問題に取り組んでみてください。

まとめ:代名詞・指示代名詞マスターへの道

代名詞と指示代名詞は、TOEICの読解力を飛躍的に向上させるための鍵となります。今回ご紹介した「先行詞を探すコツ」、「this/that/these/those  の使い分け」、「文全体を指すit」といったポイントを意識して、日々の学習で実践してみてください。最初は時間がかかるかもしれませんが、練習を重ねるうちに、驚くほどスムーズに文意を掴めるようになります。焦らず、一つずつ確実にマスターしていきましょう!あなたのTOEICスコアアップを心から応援しています!

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