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アカデミックライティング:レポート・論文作成の秘訣

Riko English2026年1月17日
アカデミックライティング:レポート・論文作成の秘訣

アカデミックライティングって、難しくない?

「レポートとか論文とか、もう無理!」って思ってない?大丈夫、実はコツさえ掴めば、誰でも書けるようになるんです。私も最初はそうだったんですよ。英語のレポートなんて、ハードルが高すぎると感じていました。でも、いくつかポイントを押さえるだけで、驚くほどスムーズに書けるようになったんです。この記事では、そんな私の経験や、多くの学習者さんがつまづきやすいポイントを、具体的な例を交えながら、わかりやすく解説していきますね。さあ、一緒にアカデミックライティングの世界に飛び込んでみましょう!

なぜアカデミックライティングが重要なのか?

自信を持って意見を伝えるために

アカデミックライティングは、単に「難しい英語で書く」ことではありません。それは、自分の考えや研究結果を、論理的かつ明確に、そして客観的に伝えるための強力なツールなんです。大学のレポート、卒業論文、さらには将来仕事で企画書や報告書を書くときにも、このスキルは必ず役立ちます。CEFRで言えば、B2レベル以上を目指す学習者にとって、自分の意見を論理的に構成し、それを裏付ける根拠とともに提示する能力は必須。IELTSやTOEFLなどの試験でも、ライティングセクションで高いスコアを取るためには、このアカデミックな文章構成力が不可欠なんですよ。

信頼性を高める「型」を知る

アカデミックな文章には、ある程度決まった「型」があります。例えば、Introduction(導入)、Body Paragraphs(本文)、Conclusion(結論)といった構造。それぞれのパートで、どのような役割を果たすべきかが明確になっているんです。この「型」を知っていると、何を書けばいいか迷うことが格段に減ります。まるで、美味しい料理を作るためのレシピを知るようなもの。レシピ通りに作れば、美味しい料理ができるように、アカデミックな「型」に沿って書けば、説得力のある文章が書けるんです。British CouncilやCambridge Dictionaryなどの権威あるサイトでも、こうしたライティングの基本構造について詳しく解説されていますよ。

レポート・論文作成の基本ステップ

ステップ1:テーマを絞り、リサーチクエスチョンを立てる

まず、何について書きたいかを決めますよね。でも、漠然としたテーマだと、どこから手をつけていいか分からなくなります。例えば、「気候変動」というテーマでも、「気候変動が日本の観光業に与える影響」とか、「再生可能エネルギーの普及における課題」のように、具体的に絞り込むことが大切。そして、そのテーマについて「何を明らかにしたいのか?」というリサーチクエスチョン(研究課題)を立てましょう。これが、あなたの論文の「羅針盤」になります。

【実例】

学習者のAさんは、「SNSマーケティング」について書きたいと思っていました。でも、あまりにも広すぎる。そこで、彼女は「中小企業がInstagramを活用して顧客エンゲージメントを高めるための効果的な戦略は何か?」というリサーチクエスチョンを設定しました。これにより、リサーチの方向性が明確になり、具体的な戦略に焦点を当てて調査を進めることができたんです。

ステップ2:信頼できる情報源で徹底リサーチ

リサーチクエスチョンが固まったら、次は情報収集です。ここで重要なのは、「信頼できる情報源」を選ぶこと。Wikipediaだけで済ませるのはNG!学術論文データベース(JSTOR,  Google Scholarなど)、大学図書館の蔵書、信頼できるニュースサイト(BBC News,  The New York Timesなど)、専門機関のレポート(OECD,  WHOなど)を活用しましょう。Cambridge University PressやOxford University  Pressが出版している書籍も、非常に参考になります。リサーチは、あなたの主張を裏付ける「証拠集め」だと思ってください。

【私の経験談】

昔、私が初めて英語でレポートを書いたとき、ネットの情報を鵜呑みにしてしまい、後で「この情報源、信頼性低いな…」と気づいて書き直す羽目になったんです。それ以来、必ず情報源の権威性(誰が、いつ、どこで発表したか)を確認するようになりました。これは本当に地道ですが、後で絶対に効いてきます!

ステップ3:アウトライン(構成案)を作成する

集めた情報を整理し、論文全体の「設計図」を作りましょう。これがアウトラインです。Introduction(導入)、Body Paragraphs(本文)、Conclusion(結論)の各セクションに、どのような内容を盛り込むかを箇条書きで書き出していきます。各Body Paragraphには、中心となるトピックセンテンス(主題文)と、それをサポートする証拠(データ、引用、具体例)を配置します。このアウトラインがあるだけで、執筆が驚くほどスムーズに進みますよ。

【アウトライン例】

  • Introduction
    • Background (テーマの背景説明)
    • Problem Statement (問題提起)
    •    
    • Research  Question (研究課題)
    • Thesis Statement (論文全体の主張)
    • Outline of the paper  (論文構成の予告)
  • Body Paragraph 1:  Topic Sentence (例:SNSの普及による情報伝達の変化)
    • Supporting Evidence 1 (データ引用)
    • Supporting Evidence 2 (具体例)
  • Body Paragraph 2:  Topic Sentence  (例:中小企業がInstagramを活用するメリット)
         
    • Supporting Evidence  1 (事例紹介)
    • Supporting Evidence 2 (専門家の意見)
  • Body Paragraph 3:  Topic Sentence (例:Instagram活用における課題と対策)
    • Supporting Evidence 1 (課題分析)
    • Supporting Evidence 2 (具体的な対策提案)
  • Conclusion (論文全体の要約、今後の展望など)

効果的な文章を書くためのテクニック

明確なトピックセンテンスを各段落の最初に

各ボディパラグラフは、一つのアイデアに集中させるのが基本です。そして、そのパラグラフで何を論じるのかを明確に示す「トピックセンテンス」を、必ず冒頭に置きましょう。読者は、その一文を読むだけで、その段落で何が語られるのかを理解できます。これは、読者の理解を助けるだけでなく、あなた自身も論点がずれるのを防ぐのに役立ちます。もしトピックセンテンスが曖昧だと、読者は「結局、この話は何が言いたいの?」と混乱してしまいます。

【悪い例】

「SNSは多くの人に利用されている。例えばFacebookやTwitterがある。最近ではInstagramも人気だ。多くの企業がSNS広告に力を入れている。」(何が言いたいのか不明瞭)

【良い例】

「The widespread adoption of social media platforms has  fundamentally altered  traditional communication channels.  (ソーシャルメディアプラットフォームの広範な普及は、従来のコミュニケーションチャネルを根本的に変化させました。)」

客観的な言葉遣いを心がける

アカデミックライティングでは、主観的な表現や感情的な言葉は避けるのが一般的です。例えば、「私は~だと思う」よりも「It is suggested that...  (~と示唆されている)」や「The data indicate that...  (データは~を示している)」といった客観的な表現を使いましょう。また、「すごく」「とても」のような強調語も避け、具体的なデータや論理的な説明で説得力を高めます。これは、あなたの主張に客観性と信頼性を与えるためです。TOEICでよく見かけるような、日常会話的な表現とは一線を画す必要があります。

引用と参考文献リストの重要性

他の研究者のアイデアやデータを自分の文章で使う場合は、必ず出典を明記しましょう。これを怠ると、剽窃(ひょうせつ)とみなされ、深刻な問題になります。引用のスタイル(APA、MLAなど)は、指定されたものに従ってください。そして、論文の最後に参考文献リスト(Bibliography または References)を正確に記載することも忘れずに。これは、読者があなたの参考にした情報源をたどれるようにするためであり、あなたのリサーチの深さを示すものでもあります。

【ケーススタディ】

学習者のBさんは、レポートで複数の研究者の意見を引用しました。しかし、引用箇所に(著者名、年)を追記するのを忘れ、参考文献リストも不完全でした。結果として、レポートの評価が下がってしまったのです。その後、彼女は引用ルールと参考文献リストの書き方を徹底的に学び、次のレポートでは評価が大幅に改善しました。わずかなルールの違いで、結果は大きく変わるのです。

よくある間違いとその回避策

間違い1:導入(Introduction)が長すぎる

多くの学習者が、導入部分でテーマの背景を延々と説明しすぎてしまいます。Introductionは、読者に論文の全体像を掴んでもらうための「顔」のようなもの。簡潔に、しかし必要な情報はすべて含めるようにしましょう。一般的には、総単語数の5〜10%程度に収めるのが目安です。

間違い2:パラグラフごとに話題が飛びすぎる

各パラグラフは、一つのトピックに集中させ、トピックセンテンスでその内容を明確に示しましょう。話題が飛びすぎると、読者は混乱します。論理的なつながりを意識し、必要であれば接続詞(However,  Therefore,  In additionなど)を効果的に使います。

間違い3:結論(Conclusion)が新しい情報で終わる

Conclusionは、論文全体で述べたことを要約し、結論づける部分です。ここで新しい情報や主張を付け加えるのはNG。これまでの議論を締めくくり、読者に最終的なメッセージを伝えることに集中しましょう。

実践!アカデミックライティング演習

演習1:ニュース記事の要約と批判的分析

まず、BBC NewsやThe Guardianなどの信頼できるニュースサイトから、興味のある記事を選んでください。その記事を、自分の言葉で簡潔に要約してみましょう(150語程度)。次に、その記事の主張に対して、あなたはどのように考えますか?証拠は十分か?別の視点はないか?などを考え、短い批判的分析(100語程度)を加えてみましょう。これは、情報収集と論理的思考の練習になります。

演習2:架空のデータに基づいたレポート作成

架空のデータ(例:「あるオンライン英会話サービスの満足度調査結果」)を作成し、それに基づいて短いレポート(300語程度)を書いてみましょう。Introductionで調査の目的を述べ、Body Paragraphで具体的な調査結果を提示し、Conclusionでその結果から導かれる示唆をまとめます。トピックセンテンスを意識し、客観的な言葉遣いを心がけてください。

どうですか?少しは「書けそう!」と思っていただけたでしょうか。アカデミックライティングは、練習すればするほど上達します。完璧を目指すのではなく、まずは一歩踏み出すことが大切。今回ご紹介したステップやテクニックを参考に、ぜひ今日から実践してみてくださいね。応援しています!

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