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現在完了形 vs. 現在完了進行形:ネイティブも迷う?使い分けを徹底解説!

Mei English2026年1月26日
現在完了形 vs. 現在完了進行形:ネイティブも迷う?使い分けを徹底解説!

英語学習者の皆さん、こんにちは!今日は、多くの人が「どっちを使えばいいの?」「ネイティブスピーカーも間違えるって本当?」と悩む、現在完了形現在完了進行形について、私の経験も交えながら、分かりやすく、そして実践的に解説していきますね。

私自身、英語を教えていて、この二つの時制の区別につまずく学習者さんをたくさん見てきました。でも大丈夫!この記事を読めば、もう迷うことはありません。具体的な例や、よくある間違い、そして今日から使える練習法まで、みっちりお伝えします。コーヒーでも飲みながら、リラックスして読んでくださいね。

現在完了形って、そもそも何だっけ?

まず、基本のおさらいから。現在完了形は、過去に始まったことが「現在」にどう影響しているのか、または「現在」までに何が完了したのかを表すときに使います。形は「have/has + 過去分詞」ですね。

「過去」と「現在」を線で結ぶイメージ。この線が、完了したこと、経験したこと、あるいはずっと続いてきた状態を表しているんです。

現在完了形の3つの主な使い方

現在完了形には、大きく分けて3つの使い方があります。それぞれ見ていきましょう。

1.  完了・結果(Finished Action /  Result in the Present)

「〜したところです」「〜してしまった」という意味で、行為が完了したことを表します。結果として、現在の状況に影響があります。

例:

  • I have just finished my homework.  (宿題をちょうど終えたところです。) → だから、今、遊ぶ時間がある!
  • She has lost her keys.  (彼女は鍵をなくしてしまった。) → だから、今、家に入れない。

この場合、「もう終わったこと」がポイント。過去のある時点ではなく、「今」その結果があることを強調します。

2.  経験(Experience)

「〜したことがあります」という意味で、過去の経験を表します。一生のうちに何度か経験したことでもOK。

例:

  • Have you ever been to Paris?  (パリに行ったことがありますか?)
  • I have seen that movie twice.  (その映画は2回見たことがあります。)

「いつ」経験したかは重要ではなく、「経験があるか、ないか」がポイント。よく "ever",  "never",  "once",  "twice",  "many times" などと一緒に使われます。

3.  継続(Duration)

「(ずっと)〜し続けている」という意味で、過去から現在まで続いている状態や動作を表します。この継続の使い方が、次に出てくる現在完了進行形と混同しやすいポイントなんですよね。

例:

  • We have lived here for ten years.  (私たちはここに10年間住んでいます。) → 今も住んでいる。
  • He has known her since childhood.  (彼は子供の頃から彼女を知っています。) → 今も知っている。

「for + 期間」や「since + 時点」と一緒に使われることが多いのが特徴です。状態動詞(know,  live,  have,  like など)は、基本的に進行形にできないので、この継続の現在完了形が使われます。

じゃあ、現在完了進行形って何?

さて、もう一つの主役、現在完了進行形です。形は「have/has been + 〜ing」ですね。これは、過去のある時点から「現在まで」「ずっと」動作が続いていて、その動作が「今この瞬間も続いている」あるいは「ついさっきまで続いていて、その影響が残っている」ことを強調したいときに使います。

ポイントは、「動作の継続」と「その動作そのもの」を強調すること。

現在完了進行形の主な使い方

現在完了進行形は、主に「継続」の意味で使われます。特に、動作が「今も続いている」ことを強調したい場合に強力です。

1.  動作の継続(Ongoing Action)

過去から現在まで、ある動作が「ずっと」行われていて、それが「今も続いている」ことを表します。

例:

  • I have been studying English for three hours.  (私は3時間ずっと英語を勉強しています。) → 今も勉強中!
  • It has been raining all day.  (一日中ずっと雨が降っています。) → 今も降っている。

「3時間勉強している」という「動作」そのものが、現在まで続いていて、まだ終わっていないことを強く示唆します。完了形での「We have lived here for ten years」は「状態」の継続ですが、こちらは「動作」の継続です。

2.  最近まで続いていた動作(Recently Completed Action with Present Result)

ついさっきまで動作が続いていて、それが「今」何らかの結果として現れている場合にも使われます。

例:

  • Why are you out of breath?  I've  been running.  (どうして息を切らしているの?走ってたんだ。) → 走るのをやめたけど、まだ息が上がっている。
  • Your eyes are red.  Have you been crying?  (目が赤いね。泣いてたの?) → 泣くのはやめたけど、まだ目が赤い。

この場合、動作自体は終わっているかもしれませんが、その「動作の痕跡」や「影響」が今に残っていることを示します。完了形だと「I have run.」となり、「走った」という事実だけを伝えがちですが、進行形だと「走っていた」というプロセスを強調します。

ここが肝心!現在完了形 vs.  現在完了進行形:使い分けの核心

さて、いよいよ本題です。この二つ、どう使い分けるのか?

一番の違いは、「状態」を強調するか、「動作」を強調するか、そして「完了」を強調するか、「継続」を強調するか、という点にあります。

使い分けのポイント1:状態動詞 vs.  動作動詞

これは、英語の時制を理解する上で超基本ですが、現在完了形と現在完了進行形でも重要です。

  • 状態動詞 (Stative Verbs): know,  be,  have (所有),  like,  love,  hate,  understand,  believe,  want,  need,  seem など。これらは基本的に進行形にはできません。
  • 動作動詞 (Action Verbs): run,  study,  play,  eat,  read,  work,  talk,  listen など。これらは進行形にできます。

例:

  • 状態動詞の場合:
    I  have known him for five years.  (彼を5年間知っています。)
    ❌ I have been knowing him for five years.  (これは間違い!)
  • 動作動詞の場合:
    She has studied Japanese for three years.  (彼女は3年間日本語を勉強しました。)← 完了形:勉強したという事実、または勉強し始めた過去から現在までの期間を指す。
    She has been studying Japanese for  three  years.  (彼女は3年間ずっと日本語を勉強しています。)← 完了進行形:勉強という「動作」が3年間「継続」していて、今も続いていることを強調。

この「状態動詞は完了形(継続)、動作動詞は完了形(継続)でも完了進行形(継続)でも使える」というルールは、まず押さえておきましょう。

使い分けのポイント2:結果  vs.  プロセス

現在完了形は、その結果や完了した事実に焦点を当てることが多いです。一方、現在完了進行形は、その行為がどのように行われてきたか、その「プロセス」や「時間のかかり具合」を強調します。

ケーススタディ:Aさんの引っ越し準備

Aさんは、来週の引っ越しに向けて、今日はずっと荷造りをしています。

  • 現在完了形を使う場合:
    A:  "Have you packed everything for the move?" (引っ越しの準備は全部できた?)
    B:  "Yes,  I've packed most of it.  Just a  few more boxes." (うん、ほとんど詰めたよ。あと数箱だけ。)
    → ここでは、「荷造り」という行為が「完了した」ことに焦点が当たっています。
  • 現在完了進行形を使う場合:
    A:  "You must be tired!  You've been packing all day,  haven't you?" (疲れてるでしょ!一日中荷造りしてたんだもんね?)
    B:  "Yeah,  I have.  My  back is killing me!" (そうなんだ。腰が痛いよ!)
    → ここでは、「一日中荷造りをしていた」という「動作の継続」とその「大変さ」を強調しています。

このように、伝えたいニュアンスによって使い分けるんですね。ネイティブスピーカーは、このニュアンスの違いを無意識に使い分けています。

よくある間違いとその理由

学習者がよく間違えるのは、やはり「動作動詞」で「継続」を表したいときに、完了形と完了進行形を混同してしまうケースです。

例:
"I have been reading this book for a week." (この本を1週間ずっと読んでいます。)
"I have read this book for a week." (この本を1週間読みました。)

後者の「I have read this book for a week.」は、文法的には間違いではありませんが、少し不自然に聞こえることがあります。なぜなら、"read" は動作動詞であり、「1週間」という期間を強調して「読んでいる」という動作の継続を伝えたい場合、完了進行形の方がより自然で、そのニュアンスが強く伝わるからです。

ただし、完了形でも「for + 期間」や「since + 時点」と使って継続を表すことは可能で、特に状態動詞以外でも、その期間の長さを客観的に述べたい場合などに使われることもあります。例えば、「I have lived in  Tokyo for 5 years.」(東京に5年間住んでいます)のように。

ここでのアドバイス:
動作動詞で「〜し続けている」という、今も続いている「動作」を強調したいときは、迷わず現在完了進行形を選びましょう。それが一番、意図が明確に伝わります。

ネイティブも迷う?その真相

「ネイティブスピーカーも迷う」というのは、ある意味本当です。特に、動作動詞の継続を表す場合、完了形と完了進行形は、意味が近いことが多く、どちらを使っても通じる場面も少なくありません。

例えば、「I have worked here for 10 years.」と「I have been working here for 10 years.」は、どちらも「ここで10年間働いている」という意味で、ほとんど同じように使われます。しかし、後者の方が「10年間、働き続けている」という、その「動作の継続性」をより強調するニュアンスがあります。

ネイティブは、文脈や、その人が何を強調したいかに応じて、自然に使い分けているのです。彼らは文法規則を意識しているわけではなく、感覚で選んでいることが多いと言えます。

ですから、学習者としては、まず基本の使い分けをしっかり理解し、特に「動作の継続」を強調したいときは完了進行形を使う、という原則を身につけることが大切です。

実践!練習ドリルで定着させよう

頭で理解するだけでなく、実際に手を動かして、体に覚え込ませましょう!

エクササイズ1:どちらの形がより自然?

以下の文で、( ) に現在完了形(have/has + 過去分詞)か、現在完了進行形(have/has been +  〜ing)のどちらか、より自然な方を入れてみてください。動詞の意味を考えてみましょう。

  1. She (  study / has been studying ) for the exam all night.  She  looks exhausted.
  2. I ( see / have seen ) that movie  three times.  I really like it.
  3. They ( live / have been living )  in London since 2010.  They love the city.
  4. He ( talk / has been talking ) on the phone for over an hour.  I need  to use the line.
  5. We ( eat / have eaten ) all the cookies!  Who did it?
  6. My car ( break down / has broken down ) twice this month.  It’s unreliable.

解答と解説:

  1. She has been studying for the exam all night.  She looks exhausted.  (「一晩中勉強している」という動作の継続と、その結果(疲れ果てている)を強調。)
  2. I have seen that movie three times.  I really like  it.  (「3回見た」という経験の強調。動作の継続ではない。)
  3. They have lived in London since 2010.  They love the city.  (「住んでいる」は状態動詞。過去から今までの状態の継続。)
  4. He has been talking on the phone for  over an hour.  I need to  use the line.  (「1時間以上話し続けている」という動作の継続を強調。今も話している可能性が高い。)
  5. We  have eaten all the cookies!  Who did it?  (「クッキーを全部食べてしまった」という完了・結果を強調。今、クッキーがない状態。)
  6. My car has broken down twice this month.  It’s unreliable.  (「2回故障した」という経験や、その結果(信頼できない)を強調。動作の継続ではない。)

エクササイズ2:状況に合った表現を選ぼう

次の状況で、どのような気持ちやニュアンスを伝えたいですか?それに合わせて、完了形か完了進行形か、考えてみましょう。

  1. あなたは今、部屋で本を読んでいます。友達に「何してるの?」と聞かれました。
  2. あなたは今、部屋で本を読んでいます。友達に「その本、もう読んだ?」と聞かれました。
  3. あなたは今日、庭の手入れをずっとしました。服が泥だらけです。
  4. あなたは子供の頃から、この町に住んでいます。

ヒント: 1と3は「動作の継続」、2は「経験」、4は「状態の継続」を強調したい場面です。

解答例:

  1. "I'm reading a book." (現在進行形) または "I've been  reading this book for two hours." (完了進行形:2時間ずっと読んでいて、今も読んでいることを強調したい場合)
  2. "Yes,  I've read it twice." (完了形:経験の強調)
  3. "I've been gardening all day.  That's why I'm so dirty!" (完了進行形:一日中続けた動作と、その結果を強調)
  4. "I've lived in this town since I was a child." (完了形:状態の継続)

まとめ:今日から使える実践アドバイス

さて、ここまで現在完了形と現在完了進行形について、じっくり見てきました。最後に、学習者さんが今日から実践できるアドバイスをいくつか。

  1. まずは「状態動詞」と「動作動詞」の区別をマスター!
    これが全ての基本です。状態動詞は完了形、動作動詞は完了形でも完了進行形でも使える、というルールをしっかり理解しましょう。
  2. 「結果」か「プロセス」か?を意識する。
    現在完了形は結果や完了した事実に、現在完了進行形は動作のプロセスや継続性を強調します。自分が何を伝えたいのかを考えて、適切な方を選びましょう。
  3. 動作動詞の継続なら、迷わず完了進行形!
    「〜し続けている」という動作の継続を強調したいときは、現在完了進行形を使うのが最も自然で、意図が伝わりやすいです。
  4. 例文をたくさん読む、そして自分で作ってみる。
    教科書やオンライン教材で、この二つの時制が使われている例文をたくさん読みましょう。そして、自分の経験や状況に合わせて、自分で例文を作ってみるのが効果的です。例えば、「私は〇〇を△△年間(ずっと)〜している」という文を、完了形と完了進行形の両方で作ってみる、といった練習です。
  5. ネイティブの感覚を真似る。
    映画やドラマ、YouTubeなどで、ネイティブがどのようにこれらの時制を使っているかを注意深く聞いてみましょう。最初は「なんとなく」でも大丈夫。繰り返し触れるうちに、自然な感覚が身についてきます。

この二つの時制は、使いこなせると英語表現の幅がぐっと広がります。焦らず、一つずつ理解を深めていきましょう。皆さんの英語学習を応援しています!

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