「イラッとする!」を英語でどう言う?ネイティブも使う自然なフレーズ集

Ryo Teacher2026年1月18日
「イラッとする!」を英語でどう言う?ネイティブも使う自然なフレーズ集

英語を話していると、どうしても「あー、もう!イライラする!」って言いたくなる瞬間、ありますよね。そんな時、いつも同じフレーズばかり使っていませんか? 実は、ネイティブスピーカーはもっと色々な表現を使い分けているんです。今日は、そんな「イライラ」を伝えるための、自然で役立つ英語フレーズを、具体的な例や私の経験談を交えながら、たっぷりご紹介します!

なぜ「イライラ」を表現することが大切なの?

まず、なんでこんな「ネガティブな感情」を表現するフレーズを学ぶ必要があるのか、って思いますよね。それは、英語学習において、自分の感情を正確に、そして自然に伝えるスキルがすごく大切だからなんです。例えば、:

  • 人間関係の構築: 友達や同僚との会話で、ちょっとした不満や困った状況を共有できると、より親密になれます。ただ「OK」と言うだけでは、本当の気持ちは伝わりませんよね。
  • 問題解決: 仕事や勉強で困っていることを具体的に伝えられれば、助けを得やすくなります。単に「難しい」と言うだけでなく、「この部分が特にイライラするんだ」と伝えることで、相手もどこをサポートすればいいか分かりやすくなります。
  • 自己表現の豊かさ: 感情表現が豊かになると、会話が単調にならず、より人間味あふれるコミュニケーションができます。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)で言えば、B2レベル以上を目指すなら、こういう微妙な感情表現もマスターしたいところです。

私の生徒さんにも、最初は「It's annoying.」ばかり使っていた方がいました。でも、色々な表現を学んでからは、状況に応じて「That’s frustrating.」や「I'm  so fed up with this.」などを使い分けるようになり、会話が格段に自然になったんですよ。

定番だけど、やっぱり使える!「annoying」系の表現

まずは、基本中の基本、「annoying」を使った表現から見ていきましょう。でも、ただ「It's annoying.」と言うだけじゃもったいない!

「It's annoying.」をさらに具体的に

「annoying」は「イライラさせるような」「うるさい」といった意味で、物事や状況に対して使えます。でも、何がイライラするのかを付け加えると、より具体的になります。

  • 例1: 「My neighbor plays loud music every night.  It's so annoying.」 (隣人が毎晩うるさい音楽をかけるんだ。本当にイライラするよ。)
  • 例2: 「This slow internet connection  is so annoying when I'm trying to  work.」 (仕事しようとしているのに、この遅いインターネット接続はすごくイライラする。)

ここでポイントなのは、「so」や「really」といった副詞で強調すること。ただ「It's annoying.」と言うよりも、感情が伝わりやすくなります。

「annoy」の動詞形も活用!

「annoy」は動詞としても使えます。「~をイライラさせる」という意味ですね。

  • 例3: 「Stop tapping your pen!  You're annoying me.」 (ペンをカチカチ鳴らすのをやめて!私をイライラさせてるんだから。)
  • 例4: 「The constant notifications from my phone keep annoying me.」 (スマホからの絶え間ない通知が、私をイライラさせ続けている。)

この場合、「me」つまり「私」という直接の対象がいるので、よりパーソナルなイライラが伝わります。

もっと強いイライラを表現したい!「frustrating」系

「annoying」よりも、もう少し「どうしようもない」「もどかしい」といったニュアンスが強いのが「frustrating」です。目標達成を阻まれたり、自分の力ではどうにもできない状況でよく使われます。

「It's frustrating.」はどんな時に?

例えば、何度も同じ間違いを繰り返してしまう時や、システムがうまく動かない時など。

  • 例5: 「I've been studying for this exam for weeks,  but  I still feel like I'm  not making progress.  It's so frustrating.」 (この試験のために何週間も勉強してきたのに、進歩している気がしないんだ。すごくもどかしいよ。)
  • 例6: 「The printer is jammed again.  I've tried everything,  but it won't work.  This is incredibly frustrating.」 (またプリンターが詰まった。色々試したけど動かない。これは信じられないほどイライラする。)

「Incredibly」や「really」で強調すると、そのもどかしさがより伝わります。

「frustrate」の動詞形もチェック!

こちらも動詞として使えます。「~をもどかしくさせる」「~を打ちのめす」といった意味合いです。

  • 例7: 「He gets easily frustrated when things don't go his way.」 (彼は物事が自分の思い通りに進まないと、すぐにイライラしてしまう。)
  • 例8: 「Don't let this  setback frustrate you too  much.  Keep trying!」 (この失敗にあまりイライラさせられないで。頑張り続けて!)

「get frustrated」という形で「イライラする」と表現することも多いです。

もううんざり!「fed up」と「sick of」

これは、ある状況や人に対して、もう我慢の限界!という強い不満を表すときに使います。何度も繰り返されることや、長引く問題に対して使うことが多いです。

「I'm fed up with...」

「fed up」は、文字通り「もうお腹いっぱい」というイメージ。これ以上は受け付けない!という強い拒否感があります。

  • 例9: 「I'm fed up with all these excuses!  Just get the job done.」 (もう言い訳はうんざりだ!とにかく仕事を終わらせてくれ。)
  • 例10:  「She's fed up with her boss's constant criticism.」  (彼女は上司の絶え間ない批判にうんざりしている。)

これはかなり強い表現なので、使う相手や状況には注意が必要です。

「I'm sick  of...」

「sick of」も「fed up」と似ていますが、こちらも「うんざりしている」という意味で、非常に強い不満を表します。

  • 例11: 「I'm sick of waiting in long queues.」 (長い列で待つのにはもううんざりだ。)
  • 例12: 「We're sick of hearing the same old complaints.」 (私たちは、いつも同じ古い不満を聞くのにうんざりしている。)

これも「fed up」同様、かなり強い表現なので、使う場面を選びましょう。

ちょっとしたイライラ、皮肉を込めて

時には、そこまで深刻ではないけれど、「あーあ」という感じのイライラもありますよね。そんな時は、少し皮肉を込めた表現がぴったりです。

「Oh,  great.」 (皮肉を込めて)

文字通り「素晴らしい」という意味ですが、皮肉を込めて「最悪だ」「ついてないな」というニュアンスで使われます。

  • 例13: (雨が降り出したのを見て) 「Oh,  great.  Just what I needed.」 (あーあ、最悪。ちょうど欲しかったところだよ(皮肉)。)
  • 例14: (締め切り直前にPCがフリーズした時) 「Oh,  great.  Now I'm going to miss  the  deadline.」 (ああ、素晴らしい。これで締め切りに間に合わないな。)

声のトーンや表情で、皮肉のニュアンスを伝えるのがコツです。

「Just my luck.」

これも「ついてないな」「運が悪いな」という時の定番フレーズです。

  • 例15: 「I finally got to the  station,  and the train just left.  Just my luck.」 (やっと駅に着いたのに、電車が出発したところだった。ついてないな。)

ネイティブがよく使う、イライラ表現の「隠し味」

ここからは、もっとネイティブっぽい、自然なイライラ表現のコツをいくつかご紹介します。

「Ugh!」という感嘆詞

これは、言葉にする前の、思わず出てしまう「うっ!」という感じです。物理的な不快感や、精神的なイライラを表すのに便利です。

  • 例16: 「Ugh,  I forgot my wallet at home.」 (うっ、財布を家に忘れてきちゃった。)
  • 例17: 「Ugh,  this traffic is terrible.」 (うっ、この渋滞ひどいな。)

単体で使っても、文頭につけてもOK。

「It’s driving me crazy/mad!」

「annoy」や「frustrate」よりも、もっと強い、精神的に追い詰められるようなイライラを表します。

  • 例18: 「The constant noise from the construction site is driving me crazy.」 (建設現場からの絶え間ない騒音は、私を狂わせそうだ。)
  • 例19: 「He keeps asking the same  question over and over.  It's driving me mad!」  (彼は同じ質問を何度も聞いてくる。頭がおかしくなりそうだ!)

これも、かなり強い感情表現なので、親しい間柄で使うのがおすすめです。

「What a pain!」

「面倒くさいな」「厄介だな」というニュアンスで、イライラや不快感を表します。ちょっとした手間や、面倒な状況に対して使えます。

  • 例20: 「I have to go all the way back to the office to get that file.  What a pain!」 (あの書類を取りに、わざわざオフィスに戻らなきゃいけない。なんて面倒なんだ!)

よくある間違いと、その回避法

英語でイライラを表現する際に、よくある間違いをいくつか見てみましょう。

  • 間違い1:  すべてのイライラに「It's annoying.」を使う。
      これは、感情のニュアンスが伝わりにくくなります。前述したように、「frustrating」や「fed up」など、状況に合った言葉を選ぶことで、より豊かで正確なコミュニケーションが可能になります。例えば、試験に落ちてしまった時、「It's annoying.」よりも「It's frustrating.」の方が、そのもどかしさや悔しさが伝わります。
  • 間違い2:  強すぎる表現を使いすぎる。
      「I'm sick of it!」や「It's driving me mad!」などは、非常に強い表現です。初対面の人や、ビジネスの場面で使うと、相手を不快にさせてしまう可能性があります。まずは「It's a bit annoying.」や「That's a little frustrating.」のように、クッション言葉を添えて、穏やかに伝える練習をしましょう。
  • 間違い3:  ネイティブのような「間」や「イントネーション」がない。
      英語では、声のトーンやリズムが感情を伝える上で非常に重要です。例えば、「Oh,  great.」と言う時に、明るい声で言うと本当に「素晴らしい」という意味になりますが、少しトーンを落として言うと皮肉になります。YouTubeなどでネイティブスピーカーの会話を聞きながら、真似してみるのが一番です。

実践!イライラ表現エクササイズ

さあ、学んだことを使って、実際に練習してみましょう!

エクササイズ1:状況別フレーズ選択

以下の状況で、どのフレーズが一番しっくりくるか考えてみてください。

  1. 朝、満員電車で身動きが取れない時。
  2. 宿題をしようとしたら、PCがクラッシュしてデータが消えてしまった時。
  3. 友人が何度も約束の時間に遅れてくる時。
  4. レストランで注文したものがなかなか来ない時。
  5. 新しいソフトウェアの使い方を覚えるのに苦労している時。

(解答例は後述しますが、まずはご自身で考えてみてくださいね!)

エクササイズ2:自分の経験を話してみる

最近あなたが「イライラした」経験を思い出してください。そして、その状況を説明し、どんなフレーズで表現できるか考えて、声に出して言ってみましょう。

  • 例:「先日、オンライン会議中に何度も接続が切れて、話したいことがうまく伝えられませんでした。It was so frustrating!

最初は完璧でなくても大丈夫。まずは、言葉にしてみることが大切です。

まとめ:イライラも、英語で上手に伝えよう!

どうでしたか?「イラッとする!」という感情も、色々な英語で表現できることが分かったかと思います。大切なのは、

  • 状況に合わせて適切な言葉を選ぶこと。
  • 感情の強さに応じて表現を使い分けること。
  • ネイティブのような自然なリズムやイントネーションを意識すること。

これらのフレーズを、ぜひあなたの「武器」として、英会話に取り入れてみてください。最初は少しぎこちなくても、きっとあなたの英語はもっと豊かで、人間味あふれるものになりますよ!

エクササイズ1 解答例:

  1. 満員電車:「Ugh,  this train is so crowded.  What a pain!」
  2. PCクラッシュ:「Oh no!  My PC crashed and I lost my  data.  This is so frustrating!  It’s driving me mad!」
  3. 友人の遅刻:「I'm fed up with my friend always being late.  It's really annoying.」
  4. 注文が来ない:「Where is my  food?  I'm  getting  hungry and a bit annoyed.」
  5. ソフトウェア:「Learning this new software is driving me crazy.  It's so  frustrating.」
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