英語の発音:/w/, /j/, /l/, /r/ の違いをマスターしよう!

Ren TOEIC2026年1月7日
英語の発音:/w/, /j/, /l/, /r/ の違いをマスターしよう!

英語の発音でつまずくこと、ありませんか? 特に、日本語にはない音や、似ているようで違う音の区別は、多くの学習者にとって大きな壁となります。今回は、そんな「発音の鬼門」とも言える子音、/w/,  /j/,  /l/,  /r/ に焦点を当ててみましょう。これらをクリアすれば、あなたの英語は劇的に聞き取りやすく、そして自然に聞こえるようになりますよ!

なぜ、この4つの音が難しいのか?

まず、なぜこの4つの音、/w/,  /j/,  /l/,  /r/ が英語学習者にとって難しいのか、その理由を考えてみましょう。:

日本語との違い

一番の理由は、日本語にはこれらの音の正確な対応がないことです。例えば、「ラリルレロ」の音は、英語の /l/ や /r/ とは舌の位置や動きが全く異なります。また、「ワ」や「ヤ」の音は、英語の /w/ や /j/ に近いですが、微妙な違いがあります。この「近いけど違う」という点が、かえって混同を生みやすいのです。

発音器官の動き

/w/ と /j/ は「半母音」と呼ばれ、母音のように滑らかに音が変化するのが特徴です。一方、/l/ と /r/ は「流音」と呼ばれ、舌の動きが重要になります。これらの音は、口の形や舌の位置を細かく調整する必要があるため、意識しないと正確な音を出すのが難しいのです。特に、/l/ と /r/  の違いは、ネイティブスピーカーでさえ聞き間違えることがあるほど、繊細な違いなんです。

/w/ と /j/:滑らかな「半母音」の世界

/w/ と  /j/ は、どちらも母音に似た滑らかな音ですが、その出し方には明確な違いがあります。これらの音をマスターすることで、「water」と「otter」、「yes」と「ess」のような単語の聞き分けや発音が格段に向上します。

/w/ の出し方:唇を丸めて「ウ」の準備!

/w/ の音は、日本語の「ウ」に似ていますが、より唇を丸く突き出すのがポイントです。舌はリラックスさせて、口の中央に置いたまま、「ウ」と発音する準備をします。そのまま、息を流しながら声を出すと、/w/ の音になります。

  • 例: "water" (ウォーター),  "we" (ウィー),  "window" (ウィンドウ)
  • よくある間違い: /v/ の音(下唇を噛む)と混同してしまう。

実践!/w/ の練習法:
まずは、唇をしっかりと丸めて「ウー」と発音する練習をしましょう。次に、その状態を保ったまま、短く「ワ」と発音します。鏡を見ながら、唇の形を確認すると良いでしょう。慣れてきたら、"wa-wa-wa"、"we-we-we"、"wo-wo-wo" のように繰り返してみてください。

/j/ の出し方:舌を高く上げて「イ」の準備!

/j/ の音は、日本語の「ヤ」に似ていますが、舌の位置が重要です。舌を口の中央あたりで高く持ち上げ、「イ」と発音する準備をします。そのまま、息を流しながら声を出すと、/j/ の音になります。口はあまり開かず、軽く微笑むような形を意識すると良いでしょう。

  • 例: "yes" (イェス),  "you" (ユー),  "yellow" (イェロウ)
  • よくある間違い: /j/ の代わりに /i:/(イー)や /dʒ/(ジャ行)の音を出してしまう。

実践!/j/  の練習法:
舌を口蓋(口の中の天井)に近づけるように意識して、「イー」と発音する準備をします。そのまま、短く「ヤ」と発音してみましょう。これも鏡で舌の位置を確認するのがおすすめです。「ya-ya-ya」、「ye-ye-ye」、「yo-yo-yo」と繰り返す練習も効果的です。

/w/ vs /j/:聞き分けチャレンジ!

これらの音は、単語の最初に来ると特に区別が重要になります。例えば、"wear" (着る) と "year" (年) の違い。/w/ は唇を丸く、/j/ は舌を高く、という違いを意識して発音してみましょう。

ミニケーススタディ:
私の生徒さんの一人、ケンさん(B1レベル)は、「wear」と「year」をいつも混同していました。/w/ の唇の丸め方と、/j/ の舌の高さを意識した練習を毎日5分ずつ行った結果、1週間後にはほとんど聞き分けられるようになり、さらに自分で発音する際も、明確な違いを出せるようになりました。「こんなに違うものなんですね!」と、とても喜んでいましたよ。

/l/ と /r/:舌の魔術師たち

/l/ と /r/ の区別は、英語学習者にとって最も手強い課題の一つかもしれません。しかし、この二つの音をマスターすれば、ネイティブスピーカーの英語が驚くほどクリアに聞こえるようになります。

/l/ の出し方:舌先を「ちょん」と触れるだけ!

/l/ の音は、舌先を上の歯の裏側、または歯茎のあたりに「軽く」触れるか、近づけるようにして出します。舌の側面は、上の歯茎に触れていても構いません。重要なのは、舌全体を巻き込んだり、奥に引いたりしないことです。

  • 例: "light" (ライト),  "love" (ラブ),  "ball"  (ボール)
  • よくある間違い:  /r/ の音のように舌を巻き込んでしまう。日本語の「ラ行」のように舌を弾いてしまう。

実践!/l/ の練習法:
まず、日本語の「ルー」を言う時の舌の形を思い出してください。/l/ は、その舌の先を上の歯の裏に軽く当てて、「ル」を言うイメージです。舌全体をリラックスさせ、舌先だけを意識するのがコツです。"la-la-la",  "le-le-le",  "lo-lo-lo" と繰り返してみましょう。単語の最後に来る "ball" や "call" のような音(ダークL)も練習すると、より自然な音になります。

/r/ の出し方:舌を「浮かせて、丸める」!

/r/ の音は、舌を口の中のどこにも触れさせずに、舌先を少し浮かせて、軽く丸める(または、舌全体を奥に引いて「トンネル」を作る)のが特徴です。舌先は、上の歯や歯茎に触れてはいけません。息を流すときに、舌の周りで「こすれる」ような音を意識します。

  • 例: "right" (ライト),  "run" (ラン),  "car" (カー)
  • よくある間違い: /l/ のように舌先を歯に当ててしまう。日本語の「ラ行」のように舌を弾いてしまう。

実践!/r/ の練習法:
まずは、舌先を口の中のどこにもつけずに、少しだけ浮かせてみてください。次に、その舌先を軽く丸めるか、舌全体を奥に引いて口の中に「トンネル」を作るイメージです。その状態で「ウー」と息を流すように発音すると、/r/ の音に近くなります。"ra-ra-ra",  "re-re-re",  "ro-ro-ro" と繰り返す練習も効果的です。慣れてきたら、"br",  "cr",  "dr" のような子音クラスター(子音が続く音)の練習も取り入れましょう。

/l/ vs /r/:聞き分けと発音の壁を越える!

この二つの音の聞き分けと発音は、多くの学習者にとって最大の難関です。例えば、"light" (光) と  "right" (権利)。単語が違えば意味も全く変わってきますから、正確な発音と聞き取りは必須です。

私の指導経験からのアドバイス:
多くの生徒さんが、/r/  を発音しようとして舌を巻き込みすぎたり、逆に /l/  を発音しようとして舌先を歯に強く当てすぎたりします。大切なのは、リラックスすること。/l/  は舌先を「軽く」歯の裏に当てる、/r/ は舌先を「どこにもつけず」に浮かせる、この二つのイメージをはっきりと持つことが重要です。特に /r/ の音は、口の中の空間(トンネル)を意識すると、よりネイティブに近い音が出やすくなります。

ケーススタディ:
マリアさん(IELTS 6.0を目指す学習者)は、/l/ と /r/  の区別が苦手で、特にライティングで "lice" (シラミ) と "rice" (米)  を間違えて使ってしまうことがありました。彼女には、まずそれぞれの音の舌の位置を徹底的に意識させる練習をしました。/l/ の時は舌先を上の歯茎に「ポン」と触れさせる、/r/ の時は舌先を「宙に浮かせたまま」息を流す。これを毎日、単語リストを使って15分ずつ練習してもらいました。3週間後、彼女のスピーキングテストでは、/l/ と /r/ の区別が格段に改善され、リスニングセクションでの聞き間違いも減ったと報告がありました。彼女は、「違いが分かったら、急に単語が聞き取れるようになった!」と興奮していました。

実践!発音力アップのためのエクササイズ

理論だけでは発音は身につきません。ここからは、今日からすぐに試せる実践的なエクササイズをご紹介します。

1.  ミニマルペア・リスニング&スピーキング

ミニマルペアとは、一つの音だけが違う単語のペアのことです。例えば、/w/ と /j/ なら "wet" (濡れた) vs "yet" (まだ)。/l/ と /r/ なら "lice" (シラミ) vs "rice" (米)。

  • リスニング: これらの単語を聞き分け、どちらの単語か判断する練習をしましょう。YouTubeなどで「minimal pairs /w/ /j/」や「minimal pairs /l/ /r/」と検索すると、たくさんの練習用動画が見つかります。
  • スピーキング: まずは、それぞれの音を意識して単語をゆっくり発音します。次に、ペアで単語を声に出して練習しましょう。可能であれば、ネイティブスピーカーや発音の得意な友人に聞いてもらい、フィードバックをもらうのが一番です。

2.  シャドーイングで耳と口を慣らす

シャドーイングは、ネイティブスピーカーの音声を聞きながら、少し遅れて真似して発音する練習法です。/w/,  /j/,  /l/,  /r/ が多く含まれる単語や文章を選んで集中的に行いましょう。

  • おすすめ素材: TED Talks、BBC Learning English、VOA Learning English など、クリアな発音の素材を選びましょう。
  • やり方: 最初はスクリプトを見ながら、慣れてきたらスクリプトなしで挑戦します。特に、これらの音がどのように滑らかに繋がっているか、舌や唇の動きを意識して真似ることが重要です。

3.  「舌の体操」で正確な動きを習得

発音は、口や舌の筋肉の使い方です。日頃から、これらの音を出すための「舌の体操」を取り入れましょう。

  • /w/ の体操: 唇を丸く突き出し、「ウー」と発音。
  • /j/ の体操: 舌を口蓋に近づけ、「イー」と発音。
  • /l/ の体操: 舌先を上の歯茎に「ポン」と当てる。
  • /r/ の体操: 舌先をどこにもつけず、浮かせて丸める。

これらの動きを、朝起きたときや、ちょっとした空き時間に繰り返すことで、無意識に正しい動きができるようになります。

まとめ:諦めずに続ければ、必ず変わる!

/w/,  /j/,  /l/,  /r/ の発音は、確かに難しいかもしれません。でも、それはあなただけではありません。多くの英語学習者が同じ壁にぶつかっています。大切なのは、正しい知識を持って、地道に練習を続けることです。

今回ご紹介したポイント(/w/ は唇、/j/ は舌、/l/ は舌先、/r/ は舌全体)を意識し、エクササイズを習慣化してみてください。数週間、あるいは数ヶ月後、きっとあなたの英語は劇的に変化しているはずです。ネイティブスピーカーとのコミュニケーションがもっと楽しく、もっとスムーズになることを願っています!

さあ、今日から早速、あなたの「発音筋」を鍛え始めましょう!

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