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間接話法マスターへの道:英語の「発言」を自在に操る方法

Sara Teacher2026年5月9日
間接話法マスターへの道:英語の「発言」を自在に操る方法

英語学習者の皆さん、こんにちは!今日のテーマは、ちょっと難しく感じるかもしれないけれど、実はとっても役立つ「間接話法(Reported Speech)」です。直接話したことを、誰かに「~と言っていたよ」と伝えるときに使う表現のこと。これをマスターすると、会話がぐっと自然になり、リスニングやリーディングの理解度も格段にアップしますよ!

例えば、友達のケンが「I'm going to the park.」と言ったとします。これをあなたが他の人に伝えるとき、「ケンは公園に行くって言ってたよ」となりますよね?英語でも全く同じように、直接話した言葉をそのままではなく、少し形を変えて伝えます。この「形を変える」のが間接話法のキモなんです。

「え、難しそう…」と思ったあなた、大丈夫!私も最初は「時制がどう変わるの?」「代名詞も変わるの?」と混乱した経験があります。でも、いくつかのルールを理解すれば、意外とシンプル。今日は、私が教えてきた経験や、学習者さんたちからよく聞く疑問点を踏まえて、間接話法の「変換」を分かりやすく、そして実践的に解説していきますね。まるでカフェで友達に教えるみたいに、リラックスしてお付き合いください!

間接話法の基本:時制の一致って何?

間接話法で最も重要と言えるのが、「時制の一致(Backshift of Tenses)」のルールです。これは、発言された時点と、それを伝える時点の時間のずれを表現するためのもの。発言が過去のことになるので、元の時制から一つ前の時制に「ずらす」のが基本です。

例えば、ケンが「I am  happy.」(私は幸せだ)と言ったとします。これをあなたが後で「ケンは幸せだと言っていた」と伝える場合、

  • 元の時制:現在形 (am)
  • 伝える時の時制:過去形 (was)

となるんです。「Ken said that he was happy.」のように。この「-ing」が「-ed」に変わるようなイメージで捉えると分かりやすいかもしれません。

よくある時制の変換パターンを見てみよう!

いくつか具体的な変換パターンを見てみましょう。これは、Cambridge DictionaryやOxford Learner's Dictionariesといった信頼できるリソースでも必ず解説されている基本中の基本です。

  • 現在形 → 過去形
    例:「I like pizza.」 → Ken said that he liked pizza.
  • 現在進行形 → 過去進行形
    例:「I am studying English.」 → Ken said that he was studying English.
  • 現在完了形 → 過去完了形
        例:「I have finished my homework.」 → Ken  said that he had finished his  homework.
  • 過去形 → 過去完了形
      例:「I went to the store.」 → Ken said that he had gone to the store.
  • 助動詞の変換
    • will → would
    • can → could
    • may → might
    • must → had to (またはそのままmust)
    例:「I can swim.」 → Ken said that he could swim.

「え、過去形が過去完了形になるって、ちょっと複雑?」と感じるかもしれませんね。これは、発言された時点(過去)と、それを伝える時点(さらに過去)の時間の前後関係を明確にするためなんです。例えば、「昨日、ケンは『3日前に宿題を終えた』と言っていた」という状況を伝えたいとき、「Ken said that he had  finished his homework three days ago.」となります。この「had finished」が、彼が終えた時点をさらに過去に位置づけていることを示しています。

時制の一致が不要な場合もある?

常に時制が一致するわけではない、というのも大切なポイント。例えば、

  • 普遍的な事実や真理
    例:「The Earth goes around the Sun.」 → My teacher said that the  Earth goes around the Sun.  (時制は変わらない)
  • 発言内容が今もなお真実である場合
    例:昨日、ケンが「I live in Tokyo.」と言った。今も東京に住んでいるなら、「Ken said that he lives in Tokyo.」と現在形でもOK。(ただし、過去形にするのがより一般的で安全な場合も多いです)
  • 発言がごく最近で、状況が変わっていない場合
    例:数分前にケンが「I'm hungry.」と言った。あなたがすぐに「Ken said he was hungry.」または「Ken said he is hungry.」と言う。後者も間違いではありませんが、前者の「was」の方がより「間接話法らしい」響きになります。

これは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のB2レベル以上で意識できるようになると、より自然な英語に近づける部分ですね。最初は「時制の一致」を基本として練習し、慣れてきたらこれらの例外も意識してみましょう。

代名詞と時間・場所の表現も忘れずに!

時制だけでなく、間接話法では代名詞や、発言された時点での時間・場所を示す表現も、伝える時点に合わせて変更する必要があります。

代名詞の変換:誰が誰になった?

「I」が「he」や「she」になったり、「my」が「his」や「her」になったり。これは、話している人(発言者)と、それを伝えている人、そして聞いている人の関係性によって変わります。

  • 一人称 → 三人称
    例:「I love my dog.」 → Ken said that he loved his  dog.
  • 二人称 → 一人称または三人称
      例:先生があなたに「You should study hard.」と言った。
      → My teacher told me that  I should study hard.  (先生が私に言った場合)
    →  My teacher told Ken that he should study hard.  (先生がケンに言った場合)

この代名詞の変換は、誰が誰について話しているのかを明確にするために不可欠です。迷ったら、「誰が」言ったのか、「誰について」話しているのかを常に意識してみてください。

時間と場所の表現の変換:いつ、どこで?

「today」「tomorrow」「here」なども、伝える時点での時間や場所に合わせて変える必要があります。

  • today  → that day
  • tomorrow → the next day / the following day
  • yesterday → the previous day / the day before
  • now → then
  • here → there
  • this → that
  • these → those

例えば、ケンが月曜日に「I  will go to the park tomorrow.」と言ったとします。あなたが火曜日にそれを伝えるなら、「Ken said that he would go to the park the next day.」となります。「昨日」と「明日」が、「その前の日」と「次の日」に変わるイメージですね。

【実体験エピソード】
私の生徒さんの一人、マリアさんは、イギリス留学中にホストマザーから「You need to clean your room today!」とよく言われていたそうです。彼女が日本に帰ってきて、その話を私にしたとき、「She told  me I needed to clean my room that day!」と、見事に「today」を「that day」に変えて話していました。素晴らしい変換でしたよ!

命令文・依頼文・疑問文の間接話法

これまで「~です」「~します」といった平叙文(通常の文)を中心に見てきましたが、命令文や依頼文、疑問文も間接話法で表現できます。それぞれ少しだけルールが異なります。

命令文・依頼文:tell / ask + to不定詞

命令文や依頼文を間接話法で伝えるときは、「tell」や「ask」といった動詞に続けて、「to + 動詞の原形(to不定詞)」を使います。

  • 命令文
    例:「Close the door.」 → Ken told me to close the door.
  • 依頼文(Please...)
      例:「Please help me.」 → Ken asked me to help him.
  • 否定の命令/依頼
      例:「Don't touch that.」 → Ken told me not to touch that.

「~するように言った」「~するように頼んだ」というニュアンスになりますね。この「to不定詞」を使う形は、IELTSやTOEICでも頻出なので、しっかり覚えておきましょう。

疑問文:疑問詞 + 主語 + 動詞 / yes/no疑問文はif/whether

疑問文の間接話法は、元の疑問文の形が「疑問詞(what,  where,  whenなど)で始まるか」「yes/noで答えられるか」で大きく変わります。

1.  疑問詞で始まる疑問文

この場合、「疑問詞 + 主語 + 動詞」の語順になります。元の疑問文の語順(疑問詞 + 助動詞 + 主語 + 動詞)から、「倒置」が解消されて、平叙文と同じ語順になるのがポイントです。

  • 元の疑問文:「What time is it?」
  • 間接話法:「Ken asked what time it  was.」

元の疑問文が過去形なら、時制の一致も起こります。例えば、「Where did you  go?」という質問なら、「He asked me where I had gone.」となります。

2.  yes/no疑問文

「Is he here?」や「Have you finished?」のような、yes/noで答えられる疑問文は、「if」または「whether」を使って間接話法にします。

  • 元の疑問文:「Is he here?」
  • 間接話法:「Ken asked if he was there.」
  • 元の疑問文:「Have you finished your homework?」
  • 間接話法:「Ken asked whether I had finished my homework.」

「if」と「whether」はどちらも使えますが、「whether」の方が少しフォーマルな響きがあります。また、選択肢がある場合(例:「Do you want tea or coffee?」)は、「whether」を使うのが一般的です。

【ケーススタディ:TOEIC 800点を目指す健太さんの挑戦】
健太さんは、TOEICのリスニングセクションで、話者が過去の出来事について質問している場面で、間接話法による疑問文に戸惑うことがよくありました。特に、疑問詞が省略されたり、話者が早口だったりすると、語順の変化についていけなかったのです。そこで彼は、TOEICの公式問題集のスクリプトを使い、疑問文とその間接話法バージョンを書き出して比較する練習を徹底しました。例えば、元の疑問文「When did the meeting start?」に対して、間接話法では「The speaker asked when the meeting had started.」となることを、何度も声に出して練習。この地道な努力の結果、約3ヶ月後には、リスニングセクションでの正答率が15%向上し、TOEICスコアで念願の800点を超えることができました!

間接話法でよくある間違いとその回避策

さて、ここまでルールを説明してきましたが、学習者が陥りやすい間違いもいくつかあります。これを知っておくだけでも、ぐっと正確性が増しますよ!

間違い1:時制の一致をやりすぎ(またはやらなすぎ)

先ほど触れたように、時制の一致は基本ですが、常に起こるわけではありません。特に、発言内容が今も真実である場合や、ごく最近の出来事では、時制を一致させないこともあります。逆に、すべてを一致させようとして不自然になることも。

回避策:「発言は過去のことか?」「今も真実か?」を常に自問自答する癖をつける。迷ったら、基本の「時制の一致」を使えば、間違いになる可能性は低いです。

間違い2:代名詞や時間・場所の表現の変換忘れ

「Ken said,  'I will go there tomorrow.'」を、「Ken said that I will go there tomorrow.」とそのまま訳してしまうのは、典型的な間違いです。誰が誰なのか、いつのことなのかが分からなくなってしまいます。

回避策:間接話法に変換する際は、必ず「主語」「目的語」「時間」「場所」の4つの要素が、伝える時点に合わせて適切に変わっているかチェックする習慣をつける。

間違い3:疑問文の語順を間違える

「He asked me  what did I want.」のように、間接話法でも元の疑問文の倒置した語順(what did I want)をそのまま使ってしまうのは間違いです。正しくは「He asked me what I wanted.」ですね。

回避策:間接疑問文では、必ず「疑問詞 + 主語 + 動詞」の語順になることを徹底的に意識する。練習問題で、この語順を何度も確認しましょう。

間違い4:「say」と「tell」の使い分け

「say」と「tell」は似ていますが、間接話法では特に使い分けが重要です。一般的に、「tell」は目的語(誰に言ったか)を伴いますが、「say」は伴いません。

  • Ken told me that...  (OK)
  • Ken said me that...  (NG)
  • Ken said that...  (OK)

回避策:「tell + 人」「say  + that」という基本ルールを覚える。もし「~に言った」を強調したいなら、「say to + 人」という形も使えます(例:Ken said to me that...)。

実践!間接話法トレーニング

さて、ここまで学んだことを、実際に使ってみましょう!いくつか練習問題を用意しました。まずは自分で考えてみて、その後で解答例を見てみてくださいね。

練習問題1:時制と代名詞の変換

次の直接話法を間接話法に変換してみましょう。

  1. My sister said,  "I am tired."
  2. He said,  "I have finished my work."
  3. She said,  "I will call you tomorrow."

練習問題2:命令文・疑問文の変換

次の直接話法を間接話法に変換してみましょう。

  1. The teacher said,  "Sit down,  everyone."
  2. My mother  asked,  "Where did you go?"
  3. He asked,  "Can you help me?"

解答例

いかがでしたか?難しかったですか?それとも、意外とできた!と感じましたか?

  1. My sister said that she was tired.
  2. He said that he had finished his work.
  3. She  said that she would call me the next  day.
  4. The teacher told everyone to sit down.
  5. My mother asked where I had gone.
  6. He asked if I could help him.

【成功体験談:英語学習歴半年で英検2級に合格したユキさんの場合】
ユキさんは、英検2級のライティングで、面接の様子を説明する問題が出たときに、間接話法がうまく使えず、減点されてしまうことがありました。そこで、過去の面接体験を思い出し、「面接官は『Tell me about your hobby.』と聞いた」「『What do you think about this topic?』と質問された」といった状況を、間接話法で書き出す練習をしました。例えば、「The interviewer asked me to tell him  about my hobby.」「He asked me what I thought about the topic.」のように。この練習を繰り返した結果、英検2級のライティングで満点を獲得し、見事合格!間接話法をマスターしたことが、大きな自信につながったそうです。

間接話法は、一度コツを掴めば、英語でのコミュニケーションが格段にスムーズになる強力なツールです。今日お伝えしたルールや練習問題を参考に、ぜひ日々の学習に取り入れてみてください。最初は間違えることもあるかもしれませんが、それが学びのプロセス。焦らず、楽しみながら、あなたも間接話法のマスターを目指しましょう!応援しています!

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