英語の文章を読んだり書いたりしているとき、「あれ、この関係代名詞、どっちを使えばいいんだろう?」って迷ったこと、ありませんか?特に「who」「whom」「whose」「which」「that」の使い分けって、ちょっと複雑に感じますよね。でも、大丈夫!この記事では、これらをスッキリ理解して、自然な英語表現ができるようになるための、分かりやすい解説と実践的なコツをお届けします。まるで友達とお茶しながら話しているみたいに、リラックスして学んでいきましょう!
関係代名詞って、そもそも何?
まず、関係代名詞が何者なのか、基本からおさらいしましょう。関係代名詞は、前の名詞(先行詞)を説明する「関係詞節」を導くための接続詞のような役割を果たします。そして、その関係詞節の中で、主語になったり、目的語になったり、所有を表したりするんです。だから、どの「役割」で使われているかによって、使うべき関係代名詞が変わってくるんですね。
先行詞と役割で決まる!基本の使い分け
関係代名詞を選ぶ一番のポイントは、先行詞が「人」か「モノ・コト」か、そして関係詞節の中で「主語」「目的語」「所有」のどれになっているかです。これを押さえるだけで、ぐっと迷いが減りますよ。
- 人を指す場合:who (主格), whom (目的格), whose (所有格)
- モノ・コトを指す場合:which (主格・目的格), that (主格・目的格)
「that」は人にもモノ・コトにも使える万能選手ですが、いくつか注意点もあります。後で詳しく見ていきましょう。
「Who」と「Whom」:主語と目的語の区別
「who」と「whom」は、どちらも人を指す関係代名詞ですが、文の中での役割が違います。ここをしっかり理解することが、迷いをなくす第一歩です。
「Who」:主語として使われるとき
関係詞節の中で、動詞の「主語」になるのが「who」です。一番シンプルでよく使われますね。
例:
This is the woman who helped me yesterday.(これは昨日私を助けてくれた女性です。)
この文では、「who」が「helped」という動詞の主語になっています。「The woman helped me yesterday.」と分解して考えると分かりやすいでしょう。
「Whom」:目的語として使われるとき
一方、「whom」は、動詞や前置詞の「目的語」になる場合に使うのが原則です。ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、これも分解すれば大丈夫。
例:
He is the student whom I met at the library.(彼は私が図書館で会った生徒です。)
ここでは、「whom」が「met」という動詞の目的語になっています。「I met him at the library.」と考えると、「him」が「whom」に変わった形だと理解できます。
前置詞の後ろでも「Whom」!
前置詞(to, for, withなど)のすぐ後ろに来る関係代名詞も「whom」が使われることが多いです。
例:
She is the teacher to whom I talked about my problem.(彼女は私が自分の問題について話した先生です。)
「I talked to her about my problem.」の「her」が「whom」になった形ですね。
「Whom」は省略できる?
日常会話や、ややインフォーマルな場面では、「whom」は「who」に置き換えられたり、省略されたりすることが多いんです。特に、目的格の関係代名詞が文頭に来ない場合(つまり、動詞や前置詞のすぐ後ではない場合)は、省略されることがよくあります。
例:
He is the student (whom) I met at the library.(彼は私が図書館で会った生徒です。)
このようにカッコで囲まれた部分は、省略しても意味は通じます。でも、フォーマルな文章や試験では、原則通り「whom」を使う方が安全ですよ。
【実践ドリル】「Who」か「Whom」か選んでみよう!
次の文のカッコに「who」か「whom」を入れ、その理由を考えてみてください。
- This is the artist ______ painted this masterpiece.
- The person ______ you are looking for is not here.
- She is the friend with ______ I traveled last year.
(解答は後ほど!)
「Whose」:所有を表す関係代名詞
「whose」は、「~の」という所有を表す関係代名詞です。先行詞と、関係詞節の中の「所有されているもの」をつなぐ役割をします。
例:
I know a man whose daughter won the competition.(私は、娘がコンテストで優勝した男性を知っています。)
この文では、「whose daughter」で「その男性の娘」という意味になります。「The man’s daughter won the competition.」と考えると分かりやすいですね。
「Whose」は人以外にも使える?
実は、「whose」はモノやコトの所有を表す場合にも使われることがあります。特に、それが「部分」や「特徴」などを指す場合です。
例:
This is a city whose history dates back centuries.(これは、歴史が数世紀にさかのぼる都市です。)
「その都市の歴史」という所有関係を表しています。
【ケーススタディ】「Whose」の誤解から生まれたエピソード
私の生徒さんの一人、ケンさん(仮名)は、以前「whose」を人間にしか使えないと思い込んでいました。ある時、彼は「The car whose color is blue is mine.」という文を書いてきました。これは文法的には間違いではありませんが、「whose」をモノに使うのは少し不自然に聞こえることがあります。より自然な表現は「The car that is blue is mine.」や「The blue car is mine.」です。
この後、ケンさんに「whose」の所有を表す機能と、モノに使われる場合のニュアンスを説明したところ、彼は「なるほど!じゃあ、これはどうですか?」と、:
「I saw a house whose roof was damaged by the storm.」(嵐で屋根が壊れた家を見ました。)
という、より適切な「whose」の使い方を理解してくれました。このように、所有関係を明確にしたい場合に「whose」は非常に便利なんです。
「Which」と「That」:モノ・コトの区別と制限的用法
「which」と「that」は、モノやコトを指す関係代名詞で、主格・目的格の両方で使えます。どちらを使うか、そして「which」と「that」の大きな違いは、「制限的用法(defining relative clause)」と「非制限的用法(non-defining relative clause)」の区別です。
「That」:制限的用法で大活躍!
「that」は、先行詞を特定するために、その先行詞に「必須の情報」を与える「制限的用法」で使われます。この場合、「that」は人にもモノ・コトにも使え、省略可能なことが多いです。
例:
I bought the book that you recommended.(あなたが勧めてくれた本を買いました。)
この「that you recommended」は、どの本か特定するために必要な情報です。これがなければ「どの本?」となってしまいます。この「that」は省略して「I bought the book you recommended.」としてもOKです。
「That」は、先行詞に最上級や序数詞(first, secondなど)が付く場合にもよく使われます。
例:
This is the best movie that I have ever seen.(これは私が今まで見た中で最高の映画です。)
「Which」:制限的用法と非制限的用法、両方で使える
「which」は、モノ・コトを指す関係代名詞として、制限的用法でも非制限的用法でも使えます。
制限的用法での「Which」
「that」が使える制限的用法で、「which」も使えます。ただし、文頭に「that」がある場合や、先行詞が特定されている場合には、「which」の方がよりフォーマルに聞こえることもあります。
例:
She is looking for a job which allows her to work from home.(彼女は、在宅勤務ができる仕事を探しています。)
これも「that」に置き換え可能で、省略も可能です。
非制限的用法での「Which」
ここが「which」の重要なポイント!非制限的用法では、コンマ(,)の後に「which」を使い、先行詞に関する「追加情報」を付け加えます。この情報は、なくても文の主要な意味は通じるものです。
例:
My car, which is ten years old, needs to be repaired.(私の車は、もう10年もので、修理が必要です。)
この文では、「My car needs to be repaired.」が主要なメッセージです。「which is ten years old」は、車が古いという追加情報ですね。この「which」は省略できませんし、コンマが必要です。
「That」は非制限的用法では使えない!
ここが一番の注意点!非制限的用法(コンマの後)で、モノ・コトを指す場合は、「which」しか使えません。「that」は使えないので、間違えないようにしましょう。
【実践ドリル】「Which」か「That」か、そしてコンマの有無も考えてみよう!
次の文のカッコに「which」か「that」を入れ、必要であればコンマ(,)も加えてください。
- The computer ______ I bought last week is already broken.
- My laptop, ______ is quite old, is still working well.
- Do you have any questions ______ you want to ask?
- This novel, ______ won an award, is very popular.
(解答は後ほど!)
「Who, Whom, Whose, Which, That」使い分けのまとめと実践コツ
ここまで、それぞれの関係代名詞の基本的な使い方を見てきました。ここで、迷ったときに役立つチェックリストと、さらに自然に使いこなすためのコツをお伝えします。
迷ったときのチェックリスト
- 先行詞は「人」?「モノ・コト」?
- 関係詞節の中で、どんな「役割」?
- 主語? → who (人), which/that (モノ・コト)
- 目的語? → whom (人), which/that (モノ・コト)
- 所有? → whose (人・モノ・コト)
- コンマ(,)がある? → 非制限的用法なら「which」!
- 先行詞に最上級や序数詞が付いている? → 「that」がよく使われる
- 省略できる? → 制限的用法の「that」や目的格の「who/whom」は省略可能
【私の教え子たちの成功体験】
以前、TOEICで600点台だった佐藤さん(仮名)は、関係代名詞の使い分けにいつも苦労していました。特に、長文読解で関係詞節が長くなると、文章の意味が分からなくなってしまうとのこと。そこで、私は彼女に、関係代名詞が出てきたら必ず「先行詞は何か」「節の中でどんな役割か」を紙に書き出す練習を徹底してもらいました。また、瞬間英作文で「主格」「目的格」「所有格」を意識した例文を繰り返し作ってもらいました。
その結果、約3ヶ月後、彼女のTOEICスコアは800点台に!「関係代名詞のブロックがなくなったおかげで、長文がスラスラ読めるようになりました!」と、とても喜んでいました。彼女のケースは、地道な練習がいかに効果的かを示す良い例だと思います。
自然に使いこなすための3つのコツ
- 「分解」して考える癖をつける:
関係詞節を、元の独立した文に戻して考えてみましょう。「The man who is standing there is my father.」なら、「The man is my father.」と「He is standing there.」に分けるイメージです。 - 「省略」を恐れない:
制限的用法で、主語や目的語になっている「that」や「who/whom」は、省略してもOKです。むしろ、省略した方が自然な英語になることも多いので、慣れてきたら積極的に試してみましょう。 - 「コンマ」の役割を意識する:
コンマの有無は、意味を大きく変えます。コンマがあれば追加情報(非制限的用法)、なければ特定情報(制限的用法)と覚えておきましょう。
【よくある間違いとその回避法】
- 間違い:非制限的用法で「that」を使っている。
例:My brother, that lives in Osaka, is a doctor. (NG)
回避法:コンマの後ろのモノ・コトを指す関係代名詞は「which」!「My brother, who lives in Osaka, is a doctor.」が正解。 - 間違い:主格なのに目的格を使ってしまう。
例:She is the girl whom won the prize. (NG)
回避法:「won」の主語は誰? → 「the girl」だ! → 主格だから「who」を使おう。「She is the girl who won the prize.」 - 間違い:関係代名詞を使いすぎて、文が長くなりすぎる。
回避法:必要なら、文章を短く区切る、または「and」などでつなぐことも検討しましょう。
さあ、どうでしたか? 関係代名詞って、最初は戸惑うかもしれませんが、一つずつ整理していけば必ずマスターできます。今日学んだことを、ぜひ実際の英語学習で使ってみてくださいね。文章を書くとき、読むとき、意識して使ってみるだけで、あなたの英語はぐっと洗練されますよ。応援しています!
【実践ドリル解答】
「Who」か「Whom」か:
- who (「painted」の主語だから)
- whom (「looking for」の目的語だから。※省略も可)
- whom (「with」という前置詞の後ろだから)
「Which」か「That」か:
- that (制限的用法。先行詞「computer」を特定する情報。「which」でも可)
- which (非制限的用法。コンマあり。追加情報)
- that (制限的用法。先行詞「questions」を特定する情報。「which」でも可)
- which (非制限的用法。コンマあり。追加情報)