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未来を表現する英語:'Will' vs 'Going To' の使い分けマスターガイド

Hayato Teacher2025年11月26日
未来を表現する英語:'Will' vs 'Going To' の使い分けマスターガイド

英語で未来について話すとき、'will' と 'going to' のどちらを使えばいいか迷ったことはありませんか? 実は、この二つは似ているようで、使う場面やニュアンスが違うんです。多くの方がここでつまずいて、ネイティブスピーカーとの会話で「あれ?」と思われてしまうことも。でも、心配いりません! このガイドでは、現役の英語講師としての経験と、多くの学習者さんの声をもとに、この二つの使い分けを、まるで友達とお茶しながら話すみたいに、分かりやすく、そして実践的に解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、あなたは自信を持って未来について話せるようになっているはず。さあ、一緒に英語の未来表現をマスターしましょう!

「Will」と「Going To」の基本的な違いを掴む!

まず、一番大切なのは、それぞれの基本的な役割を理解すること。これは、英語学習の初期段階で「未来形」として習うことが多いですが、実はもっと奥深いんです。

「Will」:その場のひらめき、予測、そして約束

「Will」は、主に以下のような状況で使われます。

  • その場で決めたこと (Spontaneous Decisions): 会話の最中に「あ、そうしよう!」と決めたこと。例えば、友達に「疲れたね」と言われて、「じゃあ、コーヒーでも飲もうか!」と決めるような場面です。
  • 予測 (Predictions): 確固たる証拠はないけれど、「〜だろうな」と予想するとき。天気予報で「明日は晴れるでしょう」とか、単なる個人的な感覚での「彼はきっと試験に合格するよ」といった感じです。
  • 約束や申し出 (Promises  and Offers): 「〜しますよ」という約束や、「〜しましょうか?」という申し出。

例1:(電話で)「もしもし? あ、今から行くよ! 10分で着くと思う。」
(Hello?  Oh,  I'll be right there!  I  think I'll arrive in 10 minutes.)

この「今から行くよ!」は、電話を受けて「よし、行こう!」と決めた、その場の判断ですよね。

例2:「この荷物、重そう。私が持ってあげるよ。」
(That bag looks heavy.  I'll help you carry it.)

これも、相手の様子を見て「手伝おう」と決めた、申し出です。

「Going To」:計画、意図、そして確実な予測

一方、「Going To」は、もう少し計画性や確実性がある未来を表します。

  • 計画や意図 (Plans and  Intentions): すでに心の中で決めていること、計画していること。旅行の計画や、将来の夢など、ある程度前から考えていることです。
  • 確実な証拠に基づく予測 (Predictions based on evidence): 目に見える証拠があって、「〜になりそうだ」「〜しそうだ」と確信している場合。例えば、真っ黒な雲を見て「雨が降りそうだ」というような状況です。

例3:「来月、日本に旅行に行く予定なんだ。」
(I'm going to travel to Japan next month.)

これは、すでに航空券を手配したり、ホテルを予約したり、計画を進めている可能性が高いですよね。

例4:(空を見上げて)「あの黒い雲、きっと雨が降るよ。」
(Look at those black clouds.  It's going to rain soon.)

これは、空の様子という「証拠」を見て、雨が降るだろうと判断しています。

学習者さんがよく陥る「Will」と「Going To」の落とし穴

さて、基本は掴めましたか? でも、実際に使うとなると、やっぱり迷うこともありますよね。私自身、英語を教えていて、学習者さんが「ここが難しい!」と感じるポイントをいくつか見てきました。そこを今回は、具体的な例を交えながら、掘り下げていきましょう。

落とし穴1:その場の決断 vs 事前計画の混同

一番多いのは、この「その場で決めたこと」と「事前に計画したこと」の区別があいまいになってしまうケースです。例えば、友達とカフェで話していて、メニューを見て「あ、このケーキ美味しそう! これにしよう!」と決めたとします。これは、その場で決めたことなので「I'll have this cake.」が自然です。

しかし、もしあなたが数週間前から「このカフェの有名なチョコレートケーキを食べるぞ!」と決めて、わざわざそのカフェに来たとしたら、それは計画や意図なので「I'm going  to have this chocolate cake.」と言う方が、より正確なニュアンスを伝えられます。

ケーススタディ:

ある生徒さん(Aさん、B1レベル)は、旅行の計画を話す際に、すべて「I will go  to London next year.」と言ってしまいがちでした。私は、彼女がすでに旅行サイトを調べたり、友人と相談したりしているのを知っていたので、「それはもう計画していることだから、『I'm going to go to  London next year.』の方が、あなたの意図がより伝わるよ」とアドバイスしました。数週間後、彼女が「I've booked my flight!  I'm so excited about my trip to London!」と話してくれたとき、その使い分けが自然にできるようになっていました。これは、単なる文法規則の暗記ではなく、自分の状況と照らし合わせることで理解が深まった良い例です。

落とし穴2:「証拠」の捉え方

「Going to」は「確実な証拠に基づく予測」で使う、と説明しましたが、この「証拠」の捉え方が難しいと感じる人も多いようです。例えば、試験前で全く勉強していない友達を見て、「彼は落ちるだろうな」と思うとします。これは、相手が勉強していないという「証拠」があるため、「He's going to fail the exam.」と言うのが適切です。

一方で、特に根拠はないけれど、「彼はいつも努力家だから、きっと合格するよ」という場合は、単なる予測として「He will pass the exam.」となります。

Before/After Scenario:

Before (迷っている生徒さん): 「空が真っ黒だよ。I will rain soon.」
After (使い分けを理解した生徒さん): 「Look at those dark clouds.  It's going to rain  soon.」

この違い、わかりますか? 後者は、空の様子という「目に見える証拠」があるため、「going to」がより自然で、確実性を帯びた予測になります。

実践!「Will」と「Going To」を使い分けるための3つのステップ

理論だけでは身につきませんよね! ここからは、実際にあなたの英語に落とし込むための、具体的なステップをご紹介します。

ステップ1:未来の出来事を「いつ」「どのように」決めたか自問する

未来について話す前に、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

       
  • その決断は、今この瞬間にしたこと? それとも、前から計画していたこと?
  • その予測には、何か具体的な根拠(証拠)がある? それとも、単なる感覚や希望?

この自問自答が、あなたを正しい選択肢へと導いてくれます。

ステップ2:具体的な「証拠」を意識する練習をする

「Going to」を使うべき場面を増やすために、日常生活で「証拠」を見つける練習をしましょう。

  • 街を歩いていて、工事中の建物を見たら、「They're going to build a new shopping mall here.」と言ってみる。
  • 友人が体調が悪そうだったら、「You look pale.  Are you going  to see a doctor?」と尋ねてみる。

このように、目に見えるもの、聞えるもの、感じられるものを「証拠」として捉え、「going to」で表現する練習を重ねてください。

ステップ3:会話で積極的に使ってみる

完璧を目指す必要はありません! まずは、自信のある場面から使ってみましょう。例えば、友達との会話で「週末どうするの?」と聞かれたら、計画していることがあれば「I'm going to visit my parents.」と答え、その場で「あ、そうだ、映画も観に行こうかな」と思いついたら「And I'll watch a movie.」と付け加える。このように、自然な流れで両方を使ってみるのがおすすめです。

私の経験談:

私も学習者だった頃、'will' と 'going to' の区別が本当に苦手でした。特に、その場で決めたことなのに、つい  'going to' を使ってしまったり…。でも、ある日、友人が「Oh,  I'm hungry.  I'll go to the kitchen and make a  sandwich.」と言ったのを聞いて、ハッとしました。その瞬間、「お腹すいたな、キッチンに行ってサンドイッチ作ろう」と決めた、まさにその場の判断だったからです。そこから、意識的に「その場の決断=will」「計画・証拠=going to」と切り分ける練習をしました。すると、不思議と会話での間違いが減っていったんです。

「Will」と「Going  To」を使う上での注意点と、さらに上達するためのヒント

ここまで、基本的な使い分けと練習法を見てきましたが、さらに英語力をアップさせるためのヒントもいくつかご紹介しましょう。

注意点:カジュアルな会話では、そこまで厳密ではないことも

正直に言うと、ネイティブスピーカー同士の非常にカジュアルな会話では、この二つの区別が曖昧になることもあります。特に、口語では「I'm gonna」のように、どちらも短縮されて使われることが多いです。

しかし、これはあくまで「親しい間柄での、くだけた表現」です。フォーマルな場面や、正確なニュアンスを伝えたいときには、やはり意識して使い分けることが大切です。特に、IELTSやTOEIC、英検などの試験では、この使い分けが評価の対象になることもありますからね。

上達のヒント:未来形の他の表現も知っておこう!

英語の未来表現は、'will'  と 'going to' だけではありません。例えば、

  • 現在進行形 (Present Continuous): 近い未来の確定した予定。「I'm meeting John tomorrow.」(明日ジョンと会う予定です。)
  • 現在形 (Present Simple): 時刻表やスケジュールが決まっている未来。「The train  leaves at 7 PM.」(電車は午後7時に出発します。)

これらも未来を表すのに使われます。まずは'will'と'going to'をしっかりマスターしてから、これらの表現にも触れていくと、より豊かな英語表現ができるようになりますよ。

最終チェック:あなたの「未来」はどちら?

最後に、今日学んだことを確認してみましょう。

「明日の会議で、新しいアイデアを発表するんだ。」
(I'm going to present a new idea at the meeting tomorrow.)

これは、事前に準備している「計画」なので、「going to」が適しています。

「あ、雨が降ってきた! 傘を持ってくればよかった。」
(Oh,  it's starting to rain!  I should have brought  an umbrella.)

これは、目の前の状況を見て「ああ、しまった」と思った「その場の後悔」であり、未来の行動(傘を持ってくる)については「should have」を使いますが、もし「急いで家に帰ろう!」と決めたなら、「I'll go home now.」となります。

どうですか? 少しずつ、感覚が掴めてきたのではないでしょうか。

この'will'と'going to'の使い分けは、英語学習の旅における大切な一歩です。焦らず、楽しみながら、色々な場面で試してみてください。きっと、あなたの英語がもっと自然で、豊かになるはずです!

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