TOEICリスニングのPart 4、講義(Lecture)の聞き取りとメモ取りに苦戦していませんか?「話が早すぎて追いつけない」「どこに集中すればいいか分からない」そんな悩みを抱えるあなたへ。この記事では、現役英語講師としての経験と、多くの受講生を指導してきた知見を基に、Part 4で確実に点数を伸ばすためのノート作成術を徹底解説します!単なるテクニック論ではなく、なぜそれが効果的なのか、そしてどう実践すれば良いのかを、具体的な例を交えながら、まるで友人に話すように分かりやすくお伝えしますね。さあ、この講義を聞き逃すわけにはいきませんよ!
Part 4の「講義」って、一体何?
TOEICリスニングのPart 4は、1つのアナウンスメント(告知)や会話を聞いて、それに続く3つの質問に答えるPart 3とは異なり、1つの長めのトーク(講義、プレゼンテーション、ニュースなど)を聞き、それに続く3つの質問に答える形式です。この「講義」というのが、実は多くの学習者にとって鬼門。
なぜかというと、Part 3の会話よりも話すスピードが速く、専門的なトピックが出てくることもあるからなんです。しかも、質問はトークを聞き終わってからまとめて出されるため、トークの内容を正確に理解し、要点を記憶しておく能力が求められます。ここで頼りになるのが、そう、ノート作成術です!
なぜノート作成が重要なのか?
「え、聞くだけでメモなんて取れるの?」そう思うかもしれません。でも、実は効果的なノート作成は、Part 4攻略の鍵なんです。その理由はいくつかあります。
- 記憶の定着を助ける: 人間の脳は、聞いた情報をそのまま記憶しておくのが得意ではありません。特に、速いスピードで流れる情報となると尚更です。書き出すという行為は、情報を一時的に「外部化」し、脳への負荷を減らしつつ、記憶への定着を劇的に助けてくれます。まるで、スマホのメモ帳に重要なタスクを書き留めるような感覚ですね。
- 質問への対応力を高める: トークを聞き終えた後、質問が3つ出されます。ノートがあれば、質問を聞きながら、あるいは質問の選択肢を見ながら、対応する情報を素早く見つけ出すことができます。記憶に頼りすぎるよりも、ずっと確実性が増します。
- 集中力の維持: ただ受動的に聞いているだけだと、どうしても集中力が途切れてしまいがちです。しかし、何かを書き留めようと意識することで、能動的にトークに参加する姿勢が生まれ、集中力を維持しやすくなります。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
Part 4で使える!実践的ノート作成テクニック
ここからが本番!私が長年教えてきて、本当に効果があった、そして多くの受講生が「なるほど!」と膝を打ったテクニックを、惜しみなくお伝えします。
1. キーワードと数字を狙う!
講義の内容をすべて書き取るのは不可能ですし、そんな必要もありません。Part 4で問われやすいのは、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」といった、いわゆる5W1Hに関わる情報や、具体的な数字、固有名詞、専門用語などです。これらを意識してメモを取りましょう。
例:
ある講義で、新製品の発表について話していたとしましょう。以下のような内容が出てきたら、どうメモしますか?
トーク例: "Our new product, the 'AstroGlow Lamp', will be officially launched on October 15th. It will be available in three colors: midnight blue, silver, and rose gold. The price will be $99, with an early bird discount of 10% for the first 200 customers. Pre-orders start next week at our official website and select retailers."
効果的なメモ:
- Product: AstroGlow Lamp
- Launch: Oct 15
- Colors: blue, silver, rose gold
- Price: $99
- Discount: 10% (first 200 customers)
- Pre-order: next week
このように、単語の羅列でOK!むしろ、簡潔さが命です。フルセンテンスで書く必要は全くありません。
2. 省略形と記号をフル活用!
限られた時間でメモを取るには、文字を短縮したり、記号を使ったりするのが鉄則です。これは、普段の勉強でも意識しておくと、本番で慌てずに済みますよ。
よく使う省略形・記号の例:
- 数字: 1, 2, 3... (そのまま)
- 日付: Oct 15, Nov 3 → 10/15, 11/3
- 時間: 3 PM → 15:00 or 3p
- 人: Mr. K → MK, Ms. S → MS
- 会社: Company → Co., Ltd. → Ltd.
- 増加/減少: ↑ / ↓
- 〜について: about → abt.
- 〜のため: because → bc
- 〜と: and → &
- 〜なし: without → w/o
- 重要: ! (感嘆符)
- 疑問: ? (疑問符)
ケーススタディ:
学習者のAさんは、いつもフルスペルでメモを取っていたため、情報が追いつかず、聞き逃しが多発していました。そこで、私が「まずは日付と人名を記号で書いてみましょう」とアドバイス。例えば、「11月3日」を「Nov 3」から「11/3」に、「田中さん」を「Tanaka-san」から「Tnk」に変更。すると、驚くほど書くスピードが上がり、内容の理解度も増したそうです。たったこれだけで、リスニングスコアが20点アップ!
3. 構造を意識して書く!
講義には、必ず「導入」「本論」「結論」といった構造があります。また、話題が切り替わる際には、「First, ... Second, ... Finally, ...」のような接続詞が使われることが多いです。これらの構造を意識して、メモのレイアウトを工夫すると、話の流れを掴みやすくなります。
例:
議題が3つある場合、ページを縦に3分割して書く、あるいは、話題が変わるごとにインデント(字下げ)を深くするなど、自分なりのルールを作りましょう。例えば、
トーク: "Today, I'd like to discuss three main points. First, the current market trends. Second, our new marketing strategy. And finally, the projected sales figures for next quarter."
メモ:
Market Trends
- Trend 1: ...
- Trend 2: ...
New Strategy
- Target: ...
- Budget: ...
Sales Projections
- Q1: ...
- Q2: ...
このように、大見出しと小見出しを意識するだけで、情報が整理され、頭に入ってきやすくなります。
4. 自分の言葉で要約する癖をつける!
これは少し応用編ですが、非常に効果的です。トークを聞きながら、あるいは聞き終わった直後に、「結局、この話は何が言いたかったんだろう?」という要点を、自分の言葉で短く書き留める練習をしましょう。これは、単にメモを取るだけでなく、内容を深く理解する助けになります。
学習者の声:
「以前は、聞こえた単語をひたすら書き写すだけでしたが、先生に『一番大事なことは何?』って自問自答しながらメモを取る練習をしてから、正答率が格段に上がりました。特に、結論部分を自分の言葉で一言で書くのが効きましたね。」(Mさん, 30代, 営業職)
この練習は、TOEICだけでなく、実際のビジネスシーンでも大いに役立つスキルですよ!
よくある間違いと、その対策
ノート作成でつまずきやすいポイントも、事前に知っておくと安心です。
間違い1:完璧主義になりすぎる
「一字一句聞き漏らすまい」「すべてきれいに書こう」と思ってしまうと、かえって何も書けなくなってしまいます。完璧を目指さず、8割書ければOK!というくらいの気持ちで臨みましょう。多少のミスは気にしない、気にしない!
間違い2:書きすぎること
これは先ほども言いましたが、すべて書こうとすると、肝心の内容を聞き逃してしまいます。「キーワード」と「数字」に絞る! これを徹底しましょう。
間違い3:練習不足
どんなに良いテクニックも、練習しなければ身につきません。TOEICの公式問題集や、信頼できる模試を使い、Part 4のセクションごとに時間を計って、実際にノートを取りながら解く練習を繰り返しましょう。最初はうまくいかなくても、諦めないでくださいね。
Before & After シナリオ:
Before: Aさんは、Part 4の講義をただ聞くだけ。質問が来ると、記憶が曖昧で勘で答えることが多かった。正答率は3問中1問程度。
After: Aさんは、キーワードと数字中心のノート術を習得。講義中に重要な情報をメモし、質問が来たらノートを見返して確実な答えを選べるように。正答率は3問中2問以上に向上!
実践!ミニ・ノート作成ドリル
さあ、ここで簡単な練習をしてみましょう。以下の短いトークを聞いて、キーワードと数字を中心にメモを取ってみてください。
トーク: "Welcome to our annual conference. Today, we have three main sessions. The first session, starting at 9 AM, focuses on AI innovations. The second session, beginning at 11 AM, will cover sustainable business practices. Finally, our keynote speaker, Dr. Evelyn Reed, will present at 2 PM. Please note that registration for the afternoon workshop closes at noon today."
【あなたのメモ欄】
... (ここにメモを書き込んでみてください)
【模範的なメモ例】
- Conference
- Sessions:
- 1. AI innovations (9 AM)
- 2. Sustainable business (11 AM)
- 3. Keynote: Dr. Evelyn Reed (2 PM)
- Workshop registration: closes at noon
どうでしたか?意外とシンプルですよね。この調子で、色々な講義で練習を重ねていきましょう。
まとめ:ノート作成は「賢く」聞くための道具!
TOEICリスニングPart 4の講義ノート作成術、いかがでしたか?
大切なのは、「すべてを書き留めよう」とするのではなく、「必要な情報だけを、効率的に、分かりやすく」書き留めることです。キーワード、数字、記号、構造を意識したメモは、あなたのリスニング能力を格段に向上させる強力な武器になります。
もちろん、すぐに完璧にできるようになるわけではありません。でも、今回ご紹介したテクニックを意識して、日々の学習に取り入れてみてください。きっと、Part 4への苦手意識が薄れ、自信を持って問題に臨めるようになるはずです。頑張ってくださいね!応援しています!