TOEICのスコアアップを目指す皆さん、こんにちは!今日は英語学習でちょっとつまずきがちな、「不定詞」と「動名詞」について、楽しく、そしてしっかり学んでいきましょう。これ、本当に多くの学習者さんが「どっちを使えばいいの?」って迷うポイントなんですよね。でも大丈夫!この記事を読めば、TOEICで出題される文法問題も、日常会話でも、自信を持って使えるようになりますよ。
私自身、英語を教えている中で、不定詞と動名詞の区別がつかずに悩んでいる生徒さんをたくさん見てきました。例えば、ある生徒さん(仮にAさんとしましょう)は、TOEICのリスニングパートで、似たような意味の単語が出てくると、どちらの形が正解か分からず、いつも混乱していました。彼女は「I enjoy to travel.」と書いてしまい、文法的に間違いだと指摘されることも。でも、それは彼女だけじゃないんです!多くの学習者さんが、この二つの形に悩んでいるんです。
不定詞(to + 動詞の原形)と動名詞(動詞のing形)って何?
まず、基本からおさらいしましょう。不定詞と動名詞は、どちらも「動詞」を「名詞」のように使うための形です。つまり、文の中で主語になったり、目的語になったり、補語になったりするんです。
不定詞の役割:未来への「〜すること」
不定詞(to + 動詞の原形)は、未来の可能性や意図、目的を表すことが多いです。「〜すること」という意味で使われますが、しばしば「〜しようとすること」「〜するつもり」といったニュアンスを含みます。
例:
- To learn English is important. (英語を学ぶことは重要だ。)- 主語
- I want to study abroad. (私は海外で勉強したい。)- 目的語
- He decided to quit his job. (彼は仕事を辞めることを決めた。)- 目的語
不定詞は、特に「〜しよう」「〜したい」という意思や、「〜するために」という目的を表す動詞の後によく使われます。例えば、want, hope, decide, plan, agree, promise, try, intend など。
動名詞の役割:過去からの「〜すること」
一方、動名詞(動詞のing形)は、すでに習慣化していることや、完了したこと、あるいは単に「〜すること」という事実を表すことが多いです。こちらも「〜すること」という意味ですが、不定詞よりも「〜する行為そのもの」に焦点が当たります。
例:
- Swimming is good exercise. (泳ぐことは良い運動だ。)- 主語
- She enjoys reading novels. (彼女は小説を読むことを楽しんでいる。)- 目的語
- Thank you for helping me. (手伝ってくれてありがとう。)- 前置詞の目的語
動名詞は、特に「〜するのが好き」「〜するのをやめる」といった、習慣や感情を表す動詞の後によく使われます。例えば、enjoy, finish, quit, stop, mind, avoid, suggest, consider など。
不定詞と動名詞、どっちを使う?動詞の「クセ」を覚えよう!
これが一番の難関ですよね!でも、実は「この動詞の後には不定詞」「この動詞の後には動名詞」という「クセ」があるんです。これを覚えるのがTOEIC文法攻略の鍵!
不定詞を目的語にとる動詞たち
未来への希望や計画、決断など、「これから〜しよう」というニュアンスを持つ動詞の後には不定詞が来やすいです。いくつか代表的なものを覚えておきましょう。
- want, wish, hope, expect (〜したい、〜を願う、〜を期待する)
- decide, plan, intend (〜することを決める、〜する計画、〜するつもり)
- agree, refuse (〜することに同意する、〜することを拒否する)
- promise, offer (〜することを約束する、〜することを申し出る)
- need, learn, try (〜する必要がある、〜を学ぶ、〜しようと試みる)
実例:
私の生徒さんの一人、Bさんは、TOEICのPart 5でよく「I ______ to buy a new car.」のような空欄補充問題で間違えていました。彼は「buy」という単語自体は知っていても、その前にどの動詞が来るかで不定詞か動名詞かが変わることを理解していなかったのです。例えば、「I decided to buy a new car.」(新しい車を買うことに決めた)はOKですが、「I enjoyed buying a new car.」(新しい車を買うのを楽しんだ)は少し不自然ですよね。ここで「decide」という動詞が「これから〜する」という未来志向の決断を表すことを知っていれば、不定詞を選ぶことができます。
動名詞を目的語にとる動詞たち
「〜すること」という行為そのものを楽しんだり、終えたり、避けたりする動詞の後には動名詞が来やすいです。こちらも代表的なものを。
- enjoy, love, like, appreciate (〜を楽しむ、〜を愛する、〜が好き、〜に感謝する)
- finish, complete, quit, stop (〜を終える、〜を完了する、〜をやめる)
- mind, avoid (〜を気にする、〜を避ける)
- suggest, recommend, consider (〜を提案する、〜を推薦する、〜を検討する)
- practice, miss (〜を練習する、〜しそびれる、〜を逃す)
実例:
Aさんは、まさにこの「enjoy」の後でよく間違えていました。「I enjoy to travel.」は間違いで、正しくは「I enjoy traveling.」です。これは、「traveling」という「旅行するという行為そのもの」を楽しんでいる、というニュアンスだからです。TOEICのPart 7の読解問題でも、登場人物が何かを「finished doing something」とか「suggested doing something」のように表現している場合、その「doing」の部分が動名詞であることを理解していると、文章の意図を正確に掴む助けになります。
不定詞も動名詞もOKな動詞たち
さらにややこしいのが、不定詞も動名詞もどちらも取れる動詞。これらは意味がほとんど変わらないものと、意味が変わるものがあります。
意味がほとんど変わらないもの
- like, love, hate, prefer (〜が好き、〜を嫌い、〜の方が好き)
- start, begin, continue (〜を始める、〜を続ける)
例:
- I like to swim. / I like swimming. (泳ぐのが好きだ。)
- She started to work here last year. / She started working here last year. (彼女は去年からここで働き始めた。)
ただし、これらの動詞でも、未来の特定の行動について話す場合は不定詞が好まれる傾向があります。
意味が変わるもの
これが一番の落とし穴!特に「stop」「try」「regret」などは、後ろに来る形によって意味が大きく変わります。
- stop:
- stop + to不定詞:「〜するために立ち止まる」
- stop + 動名詞:「〜することをやめる」
- try:
- try + to不定詞:「〜しようと努力する」
- try + 動名詞:「試しに〜してみる」
- regret:
- regret + to不定詞:「残念ながら〜する」(未来のことに対して)
- regret + 動名詞:「〜したことを後悔する」(過去のことに対して)
実例(CASE STUDY):
ある企業では、グローバル化を進めるにあたり、社員の英語研修を強化しました。特に、海外のクライアントとのメールのやり取りで、意図が正確に伝わらないという問題が頻発していました。そこで、TOEIC600点を目指す研修プログラムを導入。その中で、不定詞と動名詞の使い分けに焦点を当てたセッションを行いました。特に、
- 「I stopped to check my email.」(メールをチェックするために、作業を中断した。)
- 「I stopped checking my email.」(メールをチェックするのをやめた。)
といった例文を繰り返し練習しました。研修前は、この意味の違いを理解できず、メールで意図しない意味の文を送ってしまう社員がいましたが、研修後には、メール作成時の文法ミスが約30%減少し、クライアントからの誤解による問い合わせも激減しました。これは、単なる知識の習得だけでなく、具体的なビジネスシーンでの応用を意識した練習が効果的だった証拠です。
TOEICでよく出る!不定詞・動名詞の落とし穴と攻略法
TOEICでは、これらの知識を問う問題がPart 5(短文穴埋め問題)やPart 7(読解問題)で頻繁に出題されます。よくある落とし穴と、それを避けるための方法を見ていきましょう。
落とし穴1:前置詞の後ろは必ず動名詞?
「前置詞の後ろは動名詞」というのは、基本的には正しいです。例えば、「interested in learning」や「look forward to meeting you」のように。
しかし!「to」が不定詞の「to」なのか、前置詞の「to」なのかを見極める必要があります。
例:
- I look forward to meeting you. (お会いできるのを楽しみにしています。)- 「to」は前置詞なので「meeting」
- I want to meet you. (あなたに会いたい。)- 「to」は不定詞なので「meet」
「look forward to」「be used to」「object to」「devote to」などの「to」は前置詞なので、後ろには動名詞が来ます。ここがTOEICのひっかけポイント!
落とし穴2:主語が不定詞か動名詞かで意味が変わる?
不定詞も動名詞も主語になれますが、ニュアンスが変わることがあります。
- To understand the problem is difficult. (その問題を理解することは難しい。)- 理解するという行為そのものより、理解しようとすること、あるいは理解するという目標に焦点。
- Understanding the problem is difficult. (その問題を理解していることは難しい。)- 理解している状態、あるいは理解するという行為そのものに焦点。
TOEICでは、文脈からどちらがより自然かを判断する必要があります。一般的には、具体的な行動や習慣を表す場合は動名詞、抽象的な目標や意図を表す場合は不定詞が使われやすいです。
攻略法:パターンで覚える&例文で確認!
一番確実なのは、やはり「この動詞の後にはこの形!」というパターンを覚えることです。単語帳や参考書で、不定詞を目的語にとる動詞、動名詞を目的語にとる動詞のリストをしっかり確認しましょう。
そして、ただ暗記するだけでなく、必ず例文と一緒に覚えること!例文の中でどのように使われているかを見ることで、ニュアンスや使い方がより深く理解できます。
実践!不定詞・動名詞トレーニング
さあ、学んだことを使って、実際に練習してみましょう!
エクササイズ1:不定詞 or 動名詞?
以下の文の( )に、適切な形(to + 動詞の原形 または 動詞のing形)を入れてください。
- I really enjoy ________ (watch) movies in my free time.
- She decided ________ (apply) for the new position.
- He promised ________ (help) me with my homework.
- Thank you for ________ (listen) to my story.
- We are considering ________ (move) to a new city.
- It’s important ________ (save) money for the future.
- My brother avoids ________ (eat) vegetables.
- They agreed ________ (meet) at the station.
解答:
- watching
- to apply
- to help
- listening
- moving
- to save
- eating
- to meet
どうでしたか?全問正解できたでしょうか?もし間違えた問題があっても、落ち込まないでくださいね。間違えた問題の動詞が、不定詞を好むか、動名詞を好むかを調べて、もう一度確認してみましょう。
エクササイズ2:意味を考えてみよう!
以下の文は、意味が大きく変わる動詞を使っています。それぞれの文がどのような意味になるか考えてみましょう。
- He stopped to smoke.
- He stopped smoking.
- I tried to open the door.
- I tried opening the door.
- She regrets to inform you that the flight has been cancelled.
- She regrets telling him the secret.
解答例:
- 彼はタバコを吸うために(立ち止まった)。
- 彼はタバコを吸うのをやめた。
- 私はドアを開けようと努力した。
- 私は試しにドアを開けてみた。
- 残念ながら、フライトがキャンセルになったことをお知らせします。
- 彼女は彼に秘密を話したことを後悔している。
このように、後ろに来る形一つで意味が全く変わってしまいます。TOEICでも、文脈をしっかり読み取ることが重要です。
まとめ:継続は力なり!
不定詞と動名詞は、英語の表現を豊かにするために欠かせない文法事項です。最初は難しく感じるかもしれませんが、今回ご紹介した「動詞のクセ」を覚え、たくさんの例文に触れることで、必ず使い分けられるようになります。
TOEICのスコアアップはもちろん、あなたの英語力全体を底上げしてくれるはずです。焦らず、一つずつ着実にマスターしていきましょう!頑張ってください!